発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

15.役者/芸人/声優/ミュージカル俳優/アナウンサー

Q. 司会やナレーションの仕事などをしています。人が聞いて心地よい声をめざしたいので すが、何かコツがありますでしょうか?

A. 先日、結婚式に参加していて、司会者の方がとてもお若い方でした。これまで年配の司会者を拝見することが多かったので、とても新鮮かつ、フレッシュな雰囲気で、とてもよかったのですが、気になったのはその「声」です。若い方の方が、声の若々しさが武…

Q.ハーモニー感をつけるにはどうしますか。☆

A.声を響かせるコーラスも、日本では形から入り、実にならないことが多いのです。(ゴーンと響く日本の寺の鐘と、ハーモニーを奏でる教会のキンコンカンコンの違いですね)元々日本の歌は、声明などに代表されるように、任意の音の高さで、任意のタイミン…

Q.コーラス感覚を学ぶには。

A.同時にいくつの音までを、耳に入れているのかとなると、指揮者を除けば、私たち日本人の能力はかなり低いように思われます。ギター、ベース、ドラム、ピアノなどのプレイヤーになり切って、それぞれの音の進行を身に入れましょう。その上で、同時に聞い…

Q.コーラスのトレーニングとは。

A.これは、コーラスをする人だけでなくソロ・ヴォーカリストのトレーニングとしても、そのまま使えますので、やってみてください。 ①ロング・トーンで伸ばす ②ユニゾンで出ている音で合わせましょう。「ラ」か「ア」でやるとよいでしょう。 特にひびきが一…

Q.お勧めコーラスフレーズ集は。

A.コーラスのお手本として、TAKE6、マンハッタン・トランスファー、フォー・フレッシュメン、14カラット・ソウルなどを聴いてみてください。(♭)

Q.朗読の練習方法を教えてください。

A.初心者の方は文章の内容を度外視して、まずひたすら読んでください。とはいってもただ漠然と読んでいても効率が悪いので、以下のメニュを参考にしてください。1.息継ぎを少なく、なるべく一息でより長い文章をよむ。2.極力ゆっくり読む。3.極力早く読む。…

Q.新劇のことばと劇団四季のことばは、大きく違うようですが、ヴォイトレと関係ありますか。

A.こういう問題は人によるのであり、全体と全体とで比べるのは大ざっぱすぎます。ただ、劇団四季のわかりやすい、聞きやすい日本語発音は、アンチ新劇のせりふから出てきたものですから、そういう対比があってもよいでしょう。アナウンサーの日本語も発音…

Q.ことばに敏感でない人は、よい俳優になれませんか。

A.はい、敏感な人ほど、伸びます。どこかで敏感になることで本当の実力が伸びていきます。歌なら音楽に敏感であることが加わります。そこで日本のプロレベル、世界の一流レベルは声、音色に敏感です。(♯)

Q.役柄の演じ分けに、声の使い方は大切ですか。

A.大切です。これは、本当は日常の中で、これまでにどのくらい自分の声でいろんな相手と対応してきたかの延線上にあります。役ごとに、いろんな種類の声があるのでなく、使い方の違いによるのです。それは、あなたの声、最もど真ん中の声を変じさせて、い…

Q.群読の可能性についてお伺いします。☆

A.私は、群読はコーラスよりも声そのものについてはよいと思います。ただ、日本の群読では、ことばの発音と順番と合わせることにしか気がいっていないようで、がっかりします。肝心の声の力がないのです。以前も述べましたが、特に、動き、パフォーマンス…

Q.正しく伝わるようにせりふを言うのは。☆

A.発音の問題よりも、イメージに入り込むことです。それぞれの単語には発音やその組み合わせからイメージがあります。それを表現することです。声、発音、ことばを発すること自体にこだわり、楽しんでください。(♯)

Q.演劇のわざとらしく高揚させた声の使い方が好きになれません。

A.それが好きな人も嫌いな人もいるのでしょう。演劇は、人生の出来事の凝縮された濃いものですから、それ自体、すべてがわざとらしいのです。第三者に伝えるものですから日常のテンションで言うのはあまりないことです。(♯)

Q.若い役者の声に表情がありませんが、つけられますか。

A.いろんなアプローチがあります。まずは、台本をおいて、本人が生き生き話せる話題を振りましょう。楽屋や飲みに行ったところで、そういう声があれば治る可能性は大です。 つけるよりも引き出しましょう。そういう声がなければヴォイトレへ。(♯)

Q.普段の自分のままの声で、芝居にそのまま使うのはよくないのですか。

A.その人の声にもいろんな声があります。そのまま使っても演じられる役もあるかもしれません。ただし、一般的に、日常よりも表現も声も大きくならないと伝わらないものです。(♯)

Q.役者としての感性を磨くには。

A.いつもいろんなものを見聞きし、自分ならどう対処するかを実際にシミュレートしてみることです。そのときに自分のなかにある考え、感情などを整理していくのです。つまり引き出しづくりです。(♯)

Q.台詞と歌で声が変わってしまうのですが、どうすればいいですか?

A.よく、ソプラノ歌手などで、台詞の部分も裏声のまま発音してしまっている役者がいます。歌のクオリティーを保つための方策なのでしょう。しかも、高音で声帯を薄く使う技量の必要な曲を歌わなければならない場合などはこのように、歌の声のまま台詞を発声…

Q.アナウンサーですが、朗読で伝わらないことで悩んでいます。☆

A.アナウンサーも、少数のベテランを除いては、クリアに発音したことばで報道している職ですから、表現のプロとはいえません。音やことばにはイメージがあり、歴史や風土もあり、使われるときには、感情や心の働きもあります。さらに、日本のアナウンサー…

Q.早口ことばも、学びにいっていますが、練習するほどよくできなくなるのですか。

A.もともと、あまり声が出ないようなケースでは、逆効果になることもあります。状態をみないと何とも言えません。言語、聴覚などの行うトレーニングからやりましょう。(♯)

Q4524.役者の発声練習とはどのようなものですか。

A.私の偏見なのか無知なだけなのか分かりませんが、私が実際見てきて、聞いて、感じていることなのですが。役者の人の発声練習って大きく分けて・滑舌の練習・お腹が膨らむように息をいれる練習・お腹から声をだす練習この3つに集約されている気がするので…