A.歌を歌う際にはメロディや伴奏など音のイメージと歌詞の内容や韻からくるイメージと両方のイメージが大事になります。
歌詞を歌う、とは、これは詩を朗読したり台詞を喋る感覚に近いと思ってください。
もちろん歌詞を歌う際に発声的なテクニックは効果として必要になりますが、これは割愛します。
歌詞を歌う、、、自分の言葉で歌詞を喋ることです。日常では誰もが自分の思ったことを自分の言葉で喋ってます。これを歌として喋ることです。よって、与えられた歌詞をあたかも自分が体験し、思って、伝えたいがのごとく声にしなければなりません。お経のようにただメロディーに言葉を当てはめるだけでもいけませんし、過剰なわざとらしい表現になってもいけません。もちろん演出意図によりますが。
事前に決められた言葉を自分の言葉として表現するのは、簡単ではありませんが難しいと考えることも在りません。恋の歌であれば、自分の恋の体験に置き換えるのが正攻法でしょう。しかし、全ての言葉が自分の体験で対処できないでしょう。そのときは、その部分部分で自分の体験に置き換えたり、想像をしてみてピースピースをつなぎ合わせ、歌詞の流れを把握していってください。詩や独白は通常ラスト2行に言いたいメッセージが込められていると言われています。そのメッセージを一番大事に流れを作ってください。
以上が、歌詞を歌うことの概論になりますが、歌詞の内容を自分なりに把握しても実際に表現するとなるとなかなか上手くできない場合も多いです。これに関しては省きますが、感覚を研ぎ澄ましイメージ豊かに表現する際の体感状態に心身ともにもっていかねばなりません。(♭Д)