発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.トレーナーとかトレーニング方法を変えるのは、よいことですか。

A.マンネリの打破と第三者でのチェック、セカンドオピニオン的使い方をお勧めします。毎日足を使うこと、笑いながら呼吸のトレーニングする、笑顔をつくるなど、いくつかを両立させてみるのもよいでしょう。(♯)

Q.なぜ、しぜんに学べないのですか。

A.クリエイティブに対していかないといけない知恵がいるときには、自然は無限なので、変じ続けているので飽きません。それだけ魅力的なもので、エネルギッシュですから、関わるだけでがんばれるのです。夢中になれてがんばれて充実して、疲れても疲れを感…

Q.やる気がおきません。

A.怠けとまではいえなくても、将来への絶望感、期待のなさが出て、やることがない、興味をもてない、それくらいならやらない方がよいわけです。誰のためにもならないとやる気が続きません。誰かを害するならなおさらです。意味がないのですから、やめるべ…

Q.何のためになるのか、わからなくなるときがあります。

A.立ち止まらないこと、歩んでどこかに着いたらよいのです。歩み出せていない人はとにかく歩んでいくこと、コツコツと毎日を積み重ねていくことです。人に役立つものとして高めていくことです。人に役立つと思えないものを役立たせてきた人ほどクリエイテ…

Q.人のためになると思えないときがあります。

A.たとえ人の役に立たなくても自分の役に立っていれば、よいのではないでしょうか。自分の可能性が変わっていくのですから、いつか社会に結びついていくかもしれません。ですから、すぐに役立つかどうか判断しなくてよいのです。そのためにもう一つ、おも…

Q.歌はうまいと言われるのですが、チャンスがつかめません。

A.歌がうまいだけでは人は満足しません。華やかな演出も必要、プラスαのサービスということです。そこでのらせてこそ、客も楽しみ満足できるのです。(♯)

Q. 地声で歌っていると高音も出ないし、喉に負担がかかります。裏声のみで歌うと楽なのですが、裏声だけで歌ったほうがよいのでしょうか?

A. 声の高さは、声帯が伸び縮みして変化させられます。高音と低音では、声帯を伸ばす際の筋肉が違うといわれています。つまり、声の高さに応じて、声帯が一番出しやすい状態を作ればよいということなのですが、その高さに応じて、「地声」「ミックスボイス…

Q. 英語の曲など、外国語の曲を歌いたいのですが、もっと深い声で歌うためにはどうすればいいのでしょうか?

A. 日本語とでは声の深さが違うことはお気づきのようですね。母音を聞き比べてみると、日本語は、他の外国語より、はるかに浅いと思いませんでしょうか?日本語の「ア」が顔の耳より前でなっているとすれば、英語の「ア」はそれよりもっと深いところから出…

Q. 司会やナレーションの仕事などをしています。人が聞いて心地よい声をめざしたいので すが、何かコツがありますでしょうか?

A. 先日、結婚式に参加していて、司会者の方がとてもお若い方でした。これまで年配の司会者を拝見することが多かったので、とても新鮮かつ、フレッシュな雰囲気で、とてもよかったのですが、気になったのはその「声」です。若い方の方が、声の若々しさが武…

Q.ことばで伝わるなら、メールでも同じことができませんか。

A.違います。仕事上のやり取りならともかく、人間のコミュニケーションは、声がメイン、文字は補助です。(♯)

Q.メールはなぜ難しいのでしょう。

A.相手が目の前にいると言わないこと、言えないこと、本来は言いたくないことを打ってしまうものです。それが本音だと思うからです。でも、一方通行だからです。いろんなことを考えるのはよいのですが、考えるのと行動するのとが違うのです。そのまま相手…

Q.周りに落ち込みやすい人がいると、共感して落ち込むのですが。

A.共感して落ち込むのでなく、一緒に何かをやるとかで出かけるとか、方向を変えることです。(♯)

Q.子どもがいて、いたずらするのをやめません。

A.子どもはことばでなく、声のニュアンスを聞いて判断します。大人を怒らせたり、怒鳴るのを本気でないと知っているからです。(♯)

Q.自分の悪口に対抗したくてたまりません。

A.やりたいことをやることで頭がいっぱいなら、慢心や暇がなければ、他人の悪口など言うはずがありません。わざわざ関わらないことです。(♯)

Q.なぜ、練習はつらいのですか。

A.練習の苦しさにもいろいろあります。思うように上達しないとか、やりだすのが面倒、続けるのが面倒、トレーニングが苦しいとなります。意識して向上するためにこれまでの自分を乗り越えていこうとしているのですから、抵抗があるのはあたりまえです。と…

Q.いつまで練習するのですか。

A.成すところまで成したという実感をもつことです。正しい習得されたかの判断がつかない、混乱する、他の欲に邪魔される、などはレッスンという場を活かせません。他人とうまく使いましょう。(♯)

Q.たくさん行うのと一つのことをくり返すのと、どちらがよいですか。

A.状況や目的にもよります。普通は一つのことで行き詰ったときに他のことで活路を見出します。一つかたくさんかでなく、常に一つの中心メニュといくつか、その周辺メニュをもち、その割合や使い方を変化させていくものです。一つのメニュでさえ、使い方に…

Q.雑念が消えません。

A.歩きましょう。足を出すことに集中します。かかとから着地し、つま先で地をつかむようにして踏み出します。足下に目をやらず、そこに集中して歩きます。(♯)

Q.ことばに囚われているように言われます。☆☆

A.ことばよりも、そのことばがどうして出てきたのかを察することの方が大切です。それは、表情や声の調子にも表れます。そこを学ばずしてヴォイトレもありません。(♯)

Q.ハーモニー感をつけるにはどうしますか。☆

A.声を響かせるコーラスも、日本では形から入り、実にならないことが多いのです。(ゴーンと響く日本の寺の鐘と、ハーモニーを奏でる教会のキンコンカンコンの違いですね)元々日本の歌は、声明などに代表されるように、任意の音の高さで、任意のタイミン…

Q.コーラス感覚を学ぶには。

A.同時にいくつの音までを、耳に入れているのかとなると、指揮者を除けば、私たち日本人の能力はかなり低いように思われます。ギター、ベース、ドラム、ピアノなどのプレイヤーになり切って、それぞれの音の進行を身に入れましょう。その上で、同時に聞い…

Q.コーラスのトレーニングとは。

A.これは、コーラスをする人だけでなくソロ・ヴォーカリストのトレーニングとしても、そのまま使えますので、やってみてください。 ①ロング・トーンで伸ばす ②ユニゾンで出ている音で合わせましょう。「ラ」か「ア」でやるとよいでしょう。 特にひびきが一…

Q.お勧めコーラスフレーズ集は。

A.コーラスのお手本として、TAKE6、マンハッタン・トランスファー、フォー・フレッシュメン、14カラット・ソウルなどを聴いてみてください。(♭)

Q.レッスンにキーボードをあまり使わないのは。

A.その人の「耳」がおろそかにならないように、ということからです。(もちろん、私の耳もです)しかし、ピアノの音が声を導く効果はあるので、最低限、使っています。(♭)

Q.歌は何分くらい練習しますか。☆

A.本当は、1分間でも3分間でもよいのです。しかし、そのことを完全に行う準備に、大抵はそこに至りませんが、かなりの時間はかかるものです。 実践を100パーセントずつ積み重ねていくのではありません。それは準備であって、実践とはいえないすべてを100パ…

Q.「できました」と言われて、できているのか不安です。☆

A.すべては、程度問題です。「少しできている」のも「すごくできている」のも、甘ければ、「できている」と言われるのです。トレーナーといっても、実際には完璧に何もかもできているのではありません。あなたよりもできていないこともあるのです。それが…

Q.「私ができたから、あなたもできる」と言われました。☆☆

A.「できる」と思わないとできませんから、それを信じられる方がよいので、その人のことばを信じましょう。しかし、まだ行っていない人が考えてイメージするのと、体験して感じた人の示すこととの間には雲泥の差があります。トレーナーのようにやるのがよ…

Q.一人でやれるところまでやりたいです。

A.やれるまでやってみるというのも最初はよいでしょう。それでやれないことを知り、やるのでなく、やれるように整えていくこと、それこそがトレーニングであり、それを伝えるのがレッスンなのです。(♯)

Q.詰めて練習するとトランス状況になるように感じるときがあるのですが。☆

A.発声は、呼吸を扱うものですから、詰めすぎると生理的にそうなるのはおかしなことではありません。幻覚、陶酔、失神、何でもあり、です。が、レッスンやトレーニングはそれを目的とはしません。そこに至ることをよしとはしません。それは個人的かつ一時…

Q.研究所のヴォイトレは、どう違うのですか。☆☆

A.一般の人の感覚での成果に終わるのでなく、特別なレベルでの究極的な解決を目指して行うようにしています。一時凌ぎでは意味がないと思うからです。しかし、それを求める人もいます。早く周りから目にみえる効果を上げることを求められると、そうはいか…