発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.レッスンで、すべきことは全て学べますか。

A.全て日常の中にあり、そのすべてのことに気づき、集中して努めていくのがレッスンです。そこから、バージョンアップしていくなかに、本当の声もことばも表現も芸も生じるのです。レッスンやトレーニングの時間だけが上達の力になるのでありません。それ…

Q.歌うためにヴォイトレがあるのですか。

A.ヴォイトレは歌うための声づくりだけではありません。ヴォイトレもしゃべっていることもすべて含めて、歌を歌っていないときも声を出していたら、人によっては声を出さなくても歌っているということもあるのです。心身を忘れるほどに集中し、打ち込むこ…

Q.自由な声とは何ですか。

A.声の自由は、日常や全ての物事からの自由によって得られるものです。ヴォイトレや発声法は、その一つのアプローチにすぎません。(♯)

Q.音も光も同じ波長ではないのですか。☆

A.可視光線(360~830nm)に近い波長(340~830ナノメートル、10の9乗メートルのこと)、これは、周波数にすると、(速さ)÷(波長)ですから、360~790THZ(Tは10の12乗、1兆HZ、つまり1秒に数百兆回振動しています)そこに周波数としても40オク…

Q.ことばがイメージの邪魔をすると思います。☆

A.もちろん、邪魔することもあります。ことばは、両刃の刃です。私は、レッスンで、あまりことばを使うのをよしとしません。レッスン時間以外で使うのをよしとしています。一方で、トレーナーの考えややり方を尊重しています。時期や相手によって、やり方…

Q.いちいちレッスンの意味などの説明はいらないと思います。☆

A.はい、それで伸びればよいと思います。意味が伝わらなくても伸びるならそれがよいし、伝わっても伸びないなら、伝わらない方がよいとも思えます。しかし、伝わればもっと伸びるとか、伝えてもっとよくなるということもあるのです。相手のタイプやレベル…

Q.声で死に追いやられた人はいますか。☆

A.ことばや失言なら、たくさんあります。声では、念仏の美声で上皇(後鳥羽)に無断で宮中の女官が出家したせいで、法然の弟子の佳蓮と安楽は死罪、75歳の法然も四国へ流罪となりました。(♯)

Q.レッスン前の方が、声がよかったと思うのですが。☆

A.初めて問題を解決しようとヴォイトレを行なうときに、すでに声はもっともよい状態に置かれていることも、まれにあります。その初心をもち、同じ状況をキープできる人は少ないのです。レッスンで、前の状況にも戻せないとしたら、それはうまく学べていま…

Q.ことばと心と、どちらの方が力がありますか。☆

A.「心は天地をも破り、ことばは天地をも動かす」ほど大きな力があるといいます。(♯)

Q.ジムが嫌いです。

A.しぜんのトレーニングの方が決まりきったやり方が通じない分、ハードでしょう。私としてはアウトドアを勧めますが。効率を考えるとジムがよいとなるのでしょう。(♯)

Q.ゲーム、パソコン、テレビ、iPadは、声によくないですか。

A.家にいるより外に出ること。画面を見るより実際の風景や景色をみること、声以前に、五感にはその方がよいのです。接するときは、今の子供と同じように時間を決めて要領よく使いましょう。(♯)

Q.日本のことばのオリジナルの流れは。☆

A.遡ると万葉集の大和ことばは、奈良時代辺りから中国からの漢語の流入に始まります。中世になり、南蛮からポルトガル語(「たばこ」など)、スペイン語、オランダ語、さらに幕末から明治にかけては、欧米からのことばの流入が多くなります。それをカタカ…

Q.トレーナーには、ことばの選び方やセンスが必要ですか。☆☆

A.たとえば、「響かせて」と「響くようにして」、「吸う」と「入れる」も受け手のイメージは違ってくるのです。イメージだけでことばにならないものを伝えるのですから、相手をみて、いろんな例えをうまく使わなくてはいけません。語感が鋭くないと、理想…

Q.レッスンにことばが要らなくなることがありますか。☆

A.それは、ある程度体得できてからのことです。ことばでなく伝わるものもあります。ことばで伝わることは少なく、誤解もされやすいから実演のまねだけで伝えるとしても、トレーナーの表情の反応やコメントから伝わるものは大きいのです。それを読み取れな…

Q.実行力に乏しいのですが。

A.楽しむこと、ワクワクすることを、ヴィジョナライズしてください。実行力とは遂行する力、続ける力です。その時間、場を確保する、優先して行いましょう。そのために自立心というものが必要です。ときに他人をも巻き込んでしまうくらいの強さも必要かも…

Q.やめたくなり、悩みます。☆

A.もっとよいものを見つけたらやめましょう。打ち込みたいことがあるなら、おのずと他のことはやめることになるので悩みません。悩むくらいなら続けましょう。止まってから動き出すには大きなパワーがいるからです。人生の歩みについて、雑事を言い訳にし…

Q.基本のメニュの違いは何によるのでしょうか。☆

A.世の中にたくさんのトレーナーがいて、一人ひとりいろんなメニュ、方法をもっています。とはいえ、本当はどれも同じようなものなのです。基本的には同じことも、トレーナーのレベルにおいて異なってくるのです。メニュが基本に対して使えている人はほと…

Q.トレーニング前のマッサージは有効ですか

A.人によりますが、そう思うならどうぞ。マッサージでなくても、アファーメーションや運動、柔軟など、より手軽により効果のあるものもたくさんあると思います。(♯)

Q.ヴォイトレの成果もプラシーボ効果でないかと疑います。☆

A.プラシーボでも効果が出ればよいと思います。いえ、むしろプラシーボを最大に活用すべきです。それができているのは一流の人です。偽物かどうかは、薬などでははっきりしますが、トレーニングでは検証しにくいものです。どんなものもイメージや意志は必…

Q.歌とステージを最高にしたいのですが。

A.即興をしているつもりで、予め入れておいたものが、その場でもっともよい形に変化してきたものを、楽しめるレベルに高めたいものです。レッスンの中でも、一曲の入り方の強さやタイミングが少しでも違ったら、その後もまったく違った展開になるべきなの…

Q.歌のレッスンで確認すべきこととは。

A.次のようなことです。 1.本人のイメージ(どのように歌いたいかということ) 2.自分のイメージ通りできたと思うフレーズ 3.自分のイメージ通りいかなかったと思うフレーズ トレーナーのいる人は、次の2つも加えてください。 4.2についてのトレ…

Q.2人のトレーナーにつくと、よいことは。

A.判断がトレーナー2人の差や、自分と2人との比較など、多面的な気づきが得られますね。1人のトレーナーや好きな1曲、1人のアーティストだけから学ぶことが、どれだけ偏りに気づきにくいかを知ってください。(♭)

Q.オリジナリティとは何ですか。

A.同じ曲を歌う10人のアーティストを比べ、10人の共通している部分はコピーして、かなり異なって表現しているところは、自分のオリジナリティを出していくというのも、早い学び方ですね。 同じことを他人(できたら優れた人)と、どう違うようにやれるかを…

Q.スタンダードナンバーを歌ってみるとは。

A.それによって、あなたがよいと思うもの、よくないと思うもの、合っているもの、合わないものが出てくるはずです。それをヒントにトレーニングするとよいでしょう。 <お薦めスタンダード曲>(多くのボーカリストが歌っている曲を比べましょう) 「イマ…

Q.伸びない人は、どんな人ですか。

A.ネガティブでオープンマインドでない人、○○できないと言い訳の多い人、他人のせいにする人など。(♯)

Q.レッスンカウンセリングの内容は。★

A.いつまでに何を、どのくらいでやりたいかなどの相談、何でもありです。最初は、夢、希望から、そのうちに具体的目標、計画へ落とし込むために、そのレッスン、トレーニングがあります。そのフォローです。(♯)

Q.集中力や感覚を鍛えたいです。

A.集中力や感性の研究をしたことがありますが、要は目的の明確化に尽きます。いろんなやり方がありますが、好きでこうありたい、なりたいでなく、すでにそうあるところからみることです。記憶力も能力の開発も、全てのコツはそこにあるのです。(♯)

Q.体が変わると声が変わりますか。

A.声の出し方など、体だけで直そうとする人が多いのですが、これはイメージ一つで大きく変わります。心の問題の方が本分です。(♯)

Q.どんな人が有望ですか。

A.実力としては、声の応用力、歌のせりふでトレーナーをも惹きつける人、仕事としてはトレーナーにとってレッスンが楽しくなるような人でしょう。世の中どこも同じです。 ここも世の中の一つの場として対してみてください。(♯)

Q.ヴォイトレは、日常のなかに入れ込む方がよいのですか。

A.人によって、時期によって、その程度も様々です。会社、学校や家庭と別の場、時間として考えてみてもよいでしょう。別の時空として私は大切にしています。(♯)