発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.毎日、体重、血圧ほか測れるものはすべて記録しています。それだけでよいのでしょうか。

A.数値を記録するのはよいのですが、それだけでみるのは、あまりに横暴です。この前も高血圧の基準の新しいものが出て問題になりましたね。少しは経験主義に戻るべきでしょう。専門分野が発達し、細かく分化していくと全体が見えなくなるのです。手術は成…

Q.発声すると口の中が粘ついて心地よくないのですが。☆

A.口腔が乾燥している口腔乾燥症、いわゆるドライマウスです。これは緊張や交感神経の働きで起こります。レッスンでは、慣れるまで一時的にそうなることもあります。発声のレッスンは呼吸を日常よりも過度に使うのでそうなりがちです。スタジオも乾燥して…

Q.歯磨きしているのに、虫歯や歯周病になります。

A.歯磨きのやり方が正しいとしたら、喫煙や糖尿病のような疾患、さらに口内の乾燥なども原因となります。(♯)

Q.発声で口臭が気になります。☆

うA.虫歯、喫煙、歯磨きのやり方などがよく問題にされますが、最近の研究では、舌苔(ぜったい)、舌のこけ、さらに歯周病が原因のことが多いそうです。細菌が、食べかすの蛋白質やアミノ酸を臭いの素となる酸化水素メチルメルカプタンなどを、揮発性硫黄…

Q.外喉頭筋のリラックスで発声はよくなるものですか。☆☆

A.原則として、発声に関わりませんが、あらゆる運動は一部の筋肉の一つの動き方で決まるわけではありません。骨折や筋肉が吊ったときは、そこの処置が必要です。発声において、声帯の調整は外側からはできません。声帯は喉頭の中に入っているからです。さ…

Q.レッスン中に、唾をのむ音が気になります。☆

A.静かなところのレッスンでは、体から生じた音がよく聞こえることもあります。トレーナーは慣れているので、よほどのこと以外は気にしないでよいでしょう。また、慣れないレッスンでこれまでと異なる体の使い方をするため、いろんな現象が出ることもあり…

Q.レッスンで唾がねばつくのは、なぜですか。☆

A.唾というのは、自律神経の交感神経と副交感神経、つまりアドレナリンとアセチルコリンの作用で出ます。前者がねばつく唾の方です。 先日、ソフトバンクの工藤監督が、選手に唾の吐き捨て禁止をルールに盛り込んだそうですが、緊張して粘る唾は吐き出した…

Q.ドライマウスは、なぜよくないのですか。☆

A.ヴォイトレでは、口内が湿っていない、潤っていないことで、発声、共鳴、発音に支障が出ることでしょう。唾は、食物を溶かしたり、消化、呼吸したり、口内から流してきれいに保ったり病気を防いだりします。消化はα-アミラーゼでデンプンを麦芽糖にした…

Q.口臭が気になります。☆

A.まずは、舌苔という舌につく細菌を除くことです。これもドライマウスと関係します。(♯)

Q.なぜ、メニュや方法論を、あまり取り上げないのですか。

A.学ぶべきものは、何をでなく、どのようにということだからです。(♯)

Q.ことばの意味と声とは、どういう関係ですか。☆

A.相互に意味を補っている関係です。例えば、Helloと言っても「よお」というような挨拶でもあれば、「勘弁してよ」ということで使われることもあります。言い方によっては、「冗談でねえよ」「失礼な」となります。 ところで、小説が、なぜnovel=新しいと…

Q.日本語を膠着性言語というのは。☆

A.これは、元はaggluti-native language、glueはのりなどでくっつける、それゆえ、膠着と訳したのでしょう。そのために、日本語はあまり多くの語彙や単語を必要とせずに処しやすいのでしょう。いろんなバリエーションをそれぞれがもっているからです。(♯)

Q.英語の擬態語は、何がありますか。☆

A.crash,bang, crunchなど、調べてみてください。(♯)

Q.しぜんに声を出していたら、しぜんによい発声になりませんか。☆☆

A.しぜんというのが、何を意味するかによって、ですので何とも言えません。よい発声と言うのも同じく定義が必要です。例えば、プロの歌唱やせりふの発声というのは、必ずしもよい発声やしぜんな発声でもないはずです。そもそも、よい発声になるというので…

Q.問題の解決法は、どうするのですか。

A.問題にしないこと、思考を変えること。(♯)

Q.続ける秘訣は何ですか。

A.エネルギーの流れを滞らせないこと、無心、三昧、無我夢中、楽せず楽しく、欲せず、生まれたところへの回帰、デトックス、負を出す。(♯)

Q.なぜ、同じように声を出す人間が、それぞれ異なる言語を生みだしたのですか。☆

A.同じことばを使うことで、人は親しくなれます。となれば、より親しくなりたい相手とは、その人にしか通じないことばを使うものです。ことばというのは情報と同じだからです。相手と秘密を共有すると、さらに親密さが増すものです。敵とは、暗号などで情…

Q.第二言語が、第一言語のように習得できないのはなぜですか。☆

A.第二言語、第三言語と習得していく人は、楽に他の言語にアプローチできるようにみえます。ですが、第一と第二の間には大きな違いがあります。 ヘレン・ケラーが水に触ってウォーターと言ったように、最初のことばは、ものそのものに結びついています。第…

Q.ことばは、トレーニングに有効ですか。

A.ことばを、情報を読み書きできる能力として捉えると、知る、知らないということでの差を生みだします。話を聞くことができる、それは、そこへ居合わせないと聞けないので、そうでない人には不利です。(♯)

Q.どういう曲を練習に使えばよいでしょうか。

A.あえて異なるジャンルの歌で練習する。 練習のお手本にすべき歌としては、あまりテクニックや音響効果が入っていない、ストレートに声だけで歌っているものの方がよいでしょう。「声のデッサン」が見えやすいからです。その意味では、生の声として分かり…

Q.お勧めのジャンルとチェックポイントは。

A.・オペラ曲、声楽・・・・・・声そのもののチェックに最適。 声質、発声、共鳴、呼吸の不足を感じて補える ・カンツォーネ……オペラよりも親しみやすく、リズムグルーヴとともにベースの発声が身に付く ・ナポリターナ……ファルセット、ベルカントのイメージに参…

Q.フォームの矯正の仕方は。

A.小さな子供をバッティングセンターに連れて行くと、とにかく打ちたがります。力が入り、疲れて、どんどんフォームは崩れていきます。「次やれば、もっと打てるから」と続けます。これでは何年やっても、大して「オン」しません。コーチがフォームを教え…

Q.鏡やヴォイスレコーダーによるチェックは。

A.それはとても効果的です。常に、複数の一流の人の手本(共通条件)を体と感覚に入れ込んでおくのです(共通の基本をとるには、複数の方がよい)。つまり、イメージと感覚を入れ、あとは体づくり、フォームづくりをします。これはアスリートのオフシーズ…

Q.歌と声を分けてみるとよいのですか。

A.歌は歌からしかわからないことも多いのですが、声から考えるなら、へたに歌ったり、セリフをいったりするよりも、発声フォームに専念するとトレーニングの重要性がわかるでしょう。(♭)

Q.相変わらず、生活が変えられません。

A.変えるには、引越や旅行がよいのですが、身近なところから、ものの処分、部屋の模様替えなどでかまいません。おのずと偏る心身についてのバランスを取り戻すことです。それには、何かに専念するとよいでしょう。(♯)

Q.考えるべきことは何でしょう。

A.外のことよりも内のことです。外のことをきっかけに、自分の内の声を聞いてみるのです。外のことは大体、どっちがよいかくらいのことで、どっちにしても、あなたには大したことのないことです。内のことは、本当の歓びや生きがいに通じるだけに、あなた…

Q.いったい何を目指せばよいのですか。

A.深いというのがキーワードです。深い息、深い声、深い…それは、さらに深く深くいけるからです。(♯)

Q.声は、どういうふうに判断をするのですか。

A.頭や体でなく、魂のレベルに感じることなのではないでしょうか。(♯)

Q.何で判断をするのですか。

A.人の判断は、情報か直観によるのですが、大体はそこに共通した一本が通ってしまうものですね。(♯)

Q.なぜ、ヴォイトレするのですか。☆

A.本当にできているときにできているというようなことさえ意識しないで超えていくためです。なぜ、トレーニングするのかという問いは、問うているということでは、迷ったり疑ったりして問うているのですから、そのこと自体ができていないことを示していま…