発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q4221.教えられることによって個性というものが封印されますか。

 私のレッスンは、今も昔も、スタンスは変わりません。初期は表現よりも基礎を、今は、人により、表現を中心にすることもあります。(基礎は、トレーナーがやってくれるからです。この分行体制を無視して、私のレッスンを部分的と思う人もいるので、最近は、レッスンをアドバイス・レッスンとしました…)

 基礎は、個性を発揮するために大切なのです。私のレッスンはピアノを弾いているだけ、グループでは、すぐれた歌をCDで聞いて、23フレーズをやってみるだけでした。(相互に聞き比べ、自分なりに調整していくためです)表現は、フレーズを歌ったり、せりふで言うだけです。(1コーラスのこともある)

 「~だけ」というのは、後は本人に補わせるためです。

 レッスンでは、何よりも主体的になることを伝えるのです。ただ、それができるまでには、時間がかかります。かなりの個人差もあります。本人が、そこで、私(やまわりの人)の心を動かす表現や声を問うのです。(Ei)