日ごろ喉に力を入れて歌っていると、喉回りの筋肉が相当こってくると思いますので、これをほぐすことから始めましょう。
首の後ろを指の腹でもみほぐします。「盆の窪」と呼ばれる後頭部下のくぼんでいる部分から、頚椎の下のほうの出っ張っている骨まで、すなわち首の後ろの筋肉をよくもみほぐしてみましょう。
次に首の付け根、つまり肩の一番内側をもみほぐします。さらに鎖骨の周りの筋肉を緩めます。手のひらを鎖骨の上や下にぴとっとおいて、やさし外側にさすって緩めてください。
次は首の後ろから前にかけての「胸鎖乳突筋」と呼ばれる筋肉をやさしくマッサージしてください。
喉は片手でつまんで左右に揺らすようにやさしく動かします。ゴリゴリいわないように、そっとやってみてください。
舌骨の部分も指の腹で押してみます。舌骨の下の柔らかい部分を下にストレッチするように伸ばします。最後に首回しを数回行ってみてください。(♯β)