発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Q121.ハ行、サ行の発音について。

A:発音に関しても、私は同じだと言っています。複雑に考えると、外国語などで歌うときにも全部覚えていかなければなりません。耳で入った通りに体が反応するというところでよいのです。ネイティブでないので、聞きとれないことには正確にできないでしょう…

Q120.普段の会話の時にも気をつけた方がよいのでしょうか。

A.体を使って声を出そうなどといろいろなことを考えると、コミュニケーションがおかしくなります。 実際に歌の中の声がプロとして変わってきたら、日常の声もよくなっていくというのが多くの人のパターンです。なぜなら、よほど身につけている人以外は、か…

Q119.ヴォイストレーニングは、一日のどの時間が効果的ですか。

A:最初は起きてから、5,6時間は経ってからでないと難しいと思います。人によって違います。健康法と同じで、自分で知っていくしかありません。本は参考にはなるかもしれませんが、それはそう考える人もいるということで、うのみにしない方がよいという…

Q118.自分の声の出し方が合っているか間違っているか、わかりません。

A:はっきり言うと、迷うくらいなら全部間違っています。正しければ絶対に迷わず確信できるものです。それはだれかが決めつけるものではありません。私に「これがいいよ」と言われて「これがいいんですか?僕は絶対違うと思うけれど」という、矛盾は起きま…

Q117.ヴォイストレーニングは効果がありますか。

A.効果のないトレーニングとは何なのでしょうか。トレーニングというのは、何かの目的を持たなければいけません。目的に対してやるものですから、効果があるとかないということではないのです。どんなトレーニングであれ、目的に近づくためにやるからトレ…

Q116.腹筋など体力づくりがうまくできません。体を鍛える努力はしていますが、それから声を深くすることや音をとるのは関係あるのでしょうか。

A.声を深くするというのにも、いろいろとあります。たとえば、体の中に声のひびきがこもって、前に出てこない場合、日本人は暗い声のときにフラットするようにとってしまいます。明るくするというのは、印象面のことで発声で音色を明るくすることとは異な…

Q115.年齢は、関係ありますか。

A.全てに体力や集中力が問われます。20才すぎた時点まで、何もやった体験がないのなら、本当に本気で何かやりださないとだめです。発声よりも歌よりも、まず体に関して、必要なことを知ることです。 たとえばロックのヴォーカリストになりたいなら、彼ら…

Q114.練習で、体がつくられていくのでしょうか。

A.たとえば私は、皆と一緒に息を吐いてもクラクラときませんし、もっと強く長く出せます。 心肺機能を高めるために、息だけを吐くトレーニングや腹筋のトレーニングなどが必要です。息を「ハーハーハー」といくら吐いても疲れない人がいて、一方で3回くら…

Q113.息を口で吸うのと鼻で吸うのは、どう違うのですか。

A.鼻でないと吸えないと、ことばで思っている人が多いだけで、実際に歌になったとき、鼻だけで吸うかといったら、そんなことでもないわけです。体が動いたら息が入るということです。鼻から入るか口から入るかなどは、どうでもよいことです。吐いていたら…

Q112.普段、話すとき、声については何を注意すればよいですか。

A.声に限らず、常に魅力的であるように気をつけましょう。そうしたら、声も輝くはずです。役者など、舞台のトレーニングであれば、声を体の中に入れ、そこから出すことを意識しましょう。日本の生活で「どこか遊びに行こうよ」と呼びかけられて、意識して…

Q111:体を使って息を吐くことを中心にトレーニングしています。歌う時にも体が使えていなければならないと思うのですが、意識していると歌のコントロールができません(変に力が入ってしまう)。どうすれば体を使って(コントロールして)歌えるようになるのでしょうか。

A:それぞれできているかどうかでなく、程度問題です。感覚の切り替えが必要です。ここでやっているのは、0.息・体から吐く 1.その息を声にする 2.その声を歌の一部分でも出せるようにする 3.一流の歌を聴きその感覚をコピーすることです。そのときに無意識…

Q110:滑舌が良くないのを自覚しています。普段から早口になりやすいのが、はっきりしない原因でしょうか?改善の方法はありますか?

A:早口になるところを、ゆっくりと言うように、日頃から意識してみましょう。早くしても、判断基準が甘くならないように、発音したことばが会話になるように、考えてみてください。毎日、滑舌のトレーニングをやってみましょう。

Q109:アの発音がオの発音に近いと指摘されたことがあります。それはアの音が響きすぎているということなのですか?声質が暗いのでしょうか?

A:音が暗くこもっているのでしょう。一度チェックしてもらい、特に「ア」の発音を学んでみましょう。(rf)

Q108.日常の中(例:仕事の接客時、カラオケ)で意識して声を出そうとするとき、その直前に首の回りが凝り固まっている感じで、すでにのどがしまっている時がよくあります。こういったことを事前に防ぐにはどういった対処法があるでしょうか?

A:意識しない方がよいです。意識するとそこに力が入ります。リラックスしましょう。

Q107.声について、大きな声を出すとのどが痛くなる。のどを開くという感覚がよくわからない。

A:ことばのイメージの問題でもあります。次のことをやってみてください。 1.あごをひく 2.のどの奥をあける 3.お腹から声を出す(rf)

Q106.日常の練習について、どのような練習の仕方をすればよいのか。一つのテーマを決めるのか、いろいろのテーマをやるのか。どのテキストに沿って練習すればよいのか?

A:ケースバイケースです。まずは思うままにやってみてください。

Q105.のど、胸、お腹、それぞれを使って出る声の違いが自分でやってみてもわからず、息の吐き方についてもどの姿勢での吐き方が一番よいのかなど、わからないのですが。

A:1.音の世界へのアプローチ 2.音とともに体を覚えていくこと、深めていくこと。 この二つを念頭において、あまり悩まず続けるか、トレーナーについてください。

Q104.ブレストレーニングで「横腹や背中の筋肉が出る」というのは、全てのトレーニングで共通することですか?

A:しっかりとやれば、3、5年で変わってきますが、体のことですから、個人差があります。ほとんど動かなくても、見えなくても、呼吸が支えられ、コントロールされていたらよいのです。

Q103.ブレストレーニングの横腹や背中の筋肉を動かすのが、納得できるまでレッスンを先に進めるべきじゃないのでしょうか?

A:レッスンは常に進んで戻ればよいのです。

Q102.歌えるということはどういうことでしょうか。

A.私は、全世界の音声の分野でベースは共通だと思っています。伝統や本物、一流を学ぶのは大切です。そこで人の心をどう動かしてきたかを学ぶことが大切なのです。技術や形式を真似たって仕方ないのです。アーティストというのは、時代を呼吸しなければ、…

Q101.何歳からはじめたらよいですか。

A.当人の問題です。自分の条件として引き受けるしかありません。人それぞれの学び方、目的と同じく、学ぶべきときがあります。

Q100.今の発声の仕方がよいかどうか聞いて下さい。

A.何をよしとするかによります。私は発声の仕方そのものだけで判断をしていません。

Q99.息にムラがあるのですが。

A.息をムダにもらしてしまうということはコントロールできないということです。息が出ていても、コントロールできず効率が悪くなっているので、のどに負担がかかり、疲れるのです。トレーニングのときに、おなかのどこが動くと声が出るのかということをい…

Q98.男性、女性でヴォーカルの差はありますか。

A.個人差の方が大きいでしょう。

Q97.のどの使い方について知りたいのですが。

A.ほとんどの人の場合、使い慣れていないのです。鍛えられていません。一人でそこまでやっている人がいないので、一番変えやすいところです。アゴをひき、あくびのようにのど奥を開き、声を出します。(rf)

Q96.細い声はのど声とは違いますか。

A.細くてものど声はあります。ことばでシャウトできるようなところで、響きにすぐ逃がさないことです。

Q95.歌っていると息が切れてしまうのですが。

A.トレーニングを二年、三年やっていかないとできないことです。体質で無理かどうかということも何ともいえません。やってみないことに対して、ダメとはいえませんし、迷っていてどうかなと思ってもどうにもならないのです。やるしかありません。うまくな…

Q94.声が裏がえってしまいます。

A.ベースでの問題がものすごく大きいです。自分ができないところが出てきたら、基本的には、その前の部分の完成度が足りないと考えることです。裏声も使えた方がよいのは確かですが、地声できちんと出せることが前提です。(rf)

Q93.声に感情が入りません。

A.こういう考えは逆なのです。感情があって何かを表現したいから歌うのであって、声に感情が入らないというならやめればよいのです。そういう人は歌う必要がないと私は思います。当人の問題意識にかかっています。感情が声を導くのです。 歌うとき歌詞の背…

Q92.発音や、滑舌をすれば、歌えるようになりますか。

A.その練習だけやっても、歌が歌えるわけではないのです。正確な音で伝えることができるというのは、一つの条件にすぎませんが、やっておくべきでしょう。