発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Q1514.辛いものは喉に悪いと聞きますが、本当ですか?

A.歌う直前は辛いものは基本的によくありませんが、あまり気にしない方がよいでしょう。(♭Σ)

Q1515.最近の歌手で、参考にすべき人がいれば教えてください。

A.自分の嫌いな声の人から学ぶものはたくさんあります。誰と選ぶよりも、多くの歌手をきいてみてください(♭Σ)

Q1512.レッスン中、レッスン後、喉をあけ発声することの動作イメージができません。日常の中でこれを補助するようなトレーニングはありますか。

A.巻き舌を行うことで息がスムーズに流れ、喉も開いてくると思います。(♭Σ)

Q1513.何か音楽を聴くときに、学びとできるよう意識できる点があれば教えてください。

A.私のCDの聞き方をお教えします。参考になれば幸いです。1つの曲を色んな歌手が歌っているのを聞き比べその違いを書いていく。できれば1フレーズごとに。自分も同じ歌を歌い録音していろんな歌手と聞き比べる。違いを何でもよいので書く。声をよくす…

Q1510.風邪で声がでないときは、どうしたらよいですか。

A.病院にいくことをお勧めしますが、調子が悪い時に行っていることは次のとおりです。蒸しタオル(しぼったタオルをレンジであたため)を口の中に近づけ、蒸気を口の中へ送る。加湿器をつける。または、お湯を自分の近くに置く。寝るときにぬらしたマスク…

Q1511.体を休ませる時でも、感覚を保たせるためにやっておいた方がよいことはありますか。

A.ハミング、腹式呼吸などは、ノドを使わなくても行えるトレーニングです。常に意識して行いましょう。(♭Σ)

Q1508.トレーナーが「よい」といわれる声は、自分が出していると感じないのですが。

A.現時点で「よい」といっている声は、たとえ声が小さくても喉に負担がなく、バリバリと喉が鳴っていない声です。自分のよく聞こえる声は、そのほとんどが外にはうまく聞こえません。トレーニングの半分は、耳をきたえることだと思っています。自分のどの…

Q1509.なかなか顔に響く、声のポジションがつかめません。顔全体に響くと、声を出している本人は、どんな感じがするのですか。

A.マスケラは、日本人にはほとんどない感覚なので、すぐに理解できるものではありません。トレーナーと一緒に地道に勉強していきましょう。マスケラに響いているときは、体に力がほとんどいらず、目の周りだけが響いている状態になります。まず、マスケラ…

Q1506.響きを統一するためには、発音する時に口の中の体積を同じにすれば、理論上同じ響きになりそうですが、そうなのでしょうか。

A.口の奥は大きく開いたままです。そうすることで響きを保つことができます。理論上は、複雑なのでここでは述べません。(フォルマントによって発音は異なる)(♭Σ)

Q1507.わりあい、音の高低を目線で調節しているところがあり(あと手の動き)、ついつい上向きになってしまいます。

A.下向きよりも上向きの方がいいです。下を向きすぎるとお客様に失礼ですし、上の向きすぎは、声のためによくありません。その歌詞の内容にそった目線を考えましょう。(♭Σ)

Q1504.レッスンを受けたのですが、うまくできません。

A.初めてヴォイストレーニングを受ける方の多くは、レッスンを受けさえすれば声がよくなると思っていらっしゃいます。しかし、一度や二度だけでは、本質の上辺だけしか話すことも教えることもできず、それだけでできた気になってしまわれても困ってしまい…

Q1505.最近、大学生活やその他の影響もあり、自分の中で歌の位置が少し変わってきました。モチベーションがさがっているのですが、先生はどのように維持していましたか。

A.モチベーションを保つことはとても大変なことです。周りの様々なことに影響されてしまうからです。一つの案としてライブやオーディション、何でもよいので人前で歌う機会を作りましょう。自分から歌わなければいけない状況を作ってみてください。(♭Σ)

Q1502.Liveに向けてマイクを使う上で、何かワンポイントアドバイスはありませんか?

A.声だけでなく、息の質感など、生々しさを伝えるツールとしても有効です。(♯Ѱ)

Q1503.一重にCDを聴く、DVDを鑑賞するといっても色々な方法があると思います。トレーナーの皆さんはどのように聞いているのでしょうか?

A.いろいろな歌手の曲や声をきくのはよいことですが、ただ単に聴いているだけではないでしょうか?それだけで勉強とはいわないのです。私の場合、ある歌の1フレーズをいろんな歌手を聴いて比較します。 自分の好きな歌手嫌いな歌手含めてです。その違いを…

Q1500.個性とはなんでしょうか。癖ではなく表現内容、表現方法でしょうか。

A.私が考えるに良い癖は個性につながると思います。悪い癖(声が発声に著しく影響するほどの)は個性ではないと思います。少なくとも発声に関しては、プレーンな状態を作ることが、まずは望ましい。声本来の魅了があれば、余分なことをせずとも、人の心は…

Q1501.曲の中でホワーンとした感じで出したいところ、そうすると声が開いてしまう。どうしたらよいでしょうか。

A.息を多めに混ぜてみてください。ただし、口は縦を意識して変に開けないことです。(♯Ѱ)

Q1498.喉に力が入るのですが。

A.「喉に力を入れては、いけません!」よく聞かれる言葉です。でも、それがトレーナーでなくヴォイストレーニングの書物などなら、逆の意味で注意する必要があります。声を出すための主役は声帯です。そして声帯を取り囲んで、声を出すために協力している…

Q1499.咽喉を痛めていて、ハミングでの練習もできない時の(声を出さない)よい練習法ありますか?

A.ハミングでの練習もできない程、咽頭を痛めている場合は、むしろ何もせず回復に集中した方がよいと思います。(長電話、長話を避ける、水分を多くとる等)(♯Ѱ)

Q1496.一音一音をしっかり発音して声にするという時に、先生の出した声が「こういう事だ!」と頭ではわかるのに、それを自分では出せないことがすごくもどかしいです。また、自分では悪いと思っているのに「いい」と言われた時や、逆に少し近づいた気がすると思っても「違う」といわれる時があります。自分のイメージと実際のギャップを埋めるにはどうしたらよいでしょうか。

A.頭でもしわかっても、体で反応できるまでにはさらに時間がかかります。声が自分では良い声がでたと思っても、例えば一瞬大きな声が出たと思っても、それを発展させていって限界があるものと、伸びていくものの両方があります。逆に頼りないと思っても、…

Q1497.歌う時に体に余計な力がどうしても入ってしまうが、それを直すためのトレーニングがあったら教えて欲しい。

A.呼吸練習をたっぷりすることが一番の近道です。(♭∀)

Q1494.観客を飽きさせない朗読として、「チェンジオブペース、間、アクセント、キャラクター」の他に何か要素はありますか。また練習方法などがあれば教えてください。

A.要素は数え切れないほどありますが、特に重要なのはあと、「音の高低、母音の音色」などです。全てはわざとらしくなってはいけません。練習法としては、全てを分けて読む練習をすることです。ペースはペースだけ、高低は高低だけなど。全ての完成形を最…

Q1495.”時の流れ”を声だけで表現してみたいです。例えば「それから悟は高校に進学し、半年が経った」という語りの場合、1.悟が中学生だった頃(過去) 2.悟が高校に入学(一瞬現在、後に過去) 3.悟が高校に入学して半年後(現在)、の時系列の変化を表現する場合、参考例を教えてください。

A.まず、この一文の中で全ての時の違いを全て表現しようとする事は、そんなに意味のある事ではありません。大切な事は文章の全体から、この一文をどのように解釈して表現するかということです。中学生であったことを強調したい場合は「高校に…」から最後ま…

Q1492.大勢の人の前で歌やナレーションをおこなう際、意識はどこへ向ければよいでしょうか?(自分自身に意識を向けてしまうと、表現が内にこもってしまうし、お客様に向けようとすると、数が多いので誰に対して表現すればよいのか混乱してしまいます。)

A.自分ではなく、お客様を意識しましょう。また、もし歌であればその曲の歌詞に合わせて歌いかける相手の姿をハッキリと頭の中でイメージしてお客様へ向けてそのイメージする相手に歌いましょう。ナレーションであれば、その場にあったしゃべり方というこ…

Q1493.あるトレーナーの方から、売れるナレーターの条件は、1.ワクワク感 2.勢い 3.メジャー感のある声だと伺いました。1と2はある程度どんな声か想像できるのですが、3のメジャー感のある声とはどんな声だと思われますか?

A.メジャー感とは人それぞれの定義によると思いますが、私の意見では良いと思う人がどのくらい多いかだと思います。(♭∀)

Q1490.日常行える10分弱のルーチントレーニングを教えてください。

A.息を一定に吐く(20秒)×5(そこから声にするトレーニングはなお良い)。舌と口蓋をくっつけたりはなしたりする。100回×数セット。(♭∀)

Q1491.息をのせて声を出すということに関して下腹を膨らますイメージがよくできない。

A.下腹を膨らますのは、呼吸を伴わないで練習してみてください。イメージは最初なかなかうまくできないと思います。明日・明後日にすぐできると思わずに、長い目で見て続けてみてください。レッスンの回数が進むにつれ少しずつわかっていけたら素晴らしい…

Q1488.「オ」といいたいのに「ア」と聞こえるときがあるみたいです。

A.母音がはっきりしないのは、口の中の形がしっかりできていないためです。(rf)(♭∀)

Q1489.お腹の中から外に力が加わり続けるようにしつつ、一方では、丹田を外から中に引っ張っていくというのは反対の力が働くため、うまくいきません。「緊張をもちつづけ、最後まで息をふっと抜かないようにする。」 というのができません。これを解決するにはどうしたらいいでしょうか?

A.まず最初に、体の使い方を習得するためには、時間が必要であることをわかっておいてください。そして、呼吸の練習だけではなかなかつかみづらいと思うので、できる限り声を出せるところで行った方がわかりやすいと思います。呼吸に関してなかなか感覚が…

Q1486.重い声になりがちです。

A.声が重いのは、喉の圧力で声を大きくしようとするくせがあるからだと思います。喉をリラックスさせて体を使うことがたいせつです。(♭∀)

Q1487.正しい姿勢がわかりません。

A.骨で立っているように感じて、筋肉がリラックスしている状態をつくりだせることです。(♭∀)