発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.ストイックな性格がうまくいかない原因をつくってしまうこともありますか。

A.このままでは声を壊すのでは、と心身に負担をかけてしまうケースも多いように思います。トレーナーの指示や練習法に、一つひとつ神経質にならないことも大切です。(♯)

Q.背筋を伸ばして歩くと、反りすぎませんか。☆

A.無理せず反らしすぎず、歩いたら伸びてくるような、背筋が伸びる歩き方をすることです。 靴の外側ライン(踵から小指の付け根)を併行にして、靴を併行にしないことです。裸足で確認してください。右の胸を少し前に出すと右足が前に出ます。次に左胸と左足…

Q.健康に注意したいのですが。

A.成長を早めると、老化も早まるそうです。とても鋭敏ということだけで健康なら薬品過敏症になりませんか。太る人は、胃腸が丈夫で、消化酵素も多いのです。 お粥より米、噛むことです。顎を甘やかさないことです。 油揚げものは酸化しやすいので注意しま…

Q.浄化と声について知りたいです。

A.生きるのは身体を使うことです。声を出すと頭のなかでの雑念が消えやすくなります。ことばでなく声を出すのです。心から声の先に邪念を送りだしてしまえば、憑き物も落ちます。カタルシス、浄化が得られるのです。(♯)

Q.モデルのポーズは、発声によいのですか。☆

A.よくはありません。美しく見える歩き方でも、一直線上に左右の足を交叉していくようなのは、骨盤、仙腸関節、股関節の締め付け、緊張、上半身の固まり、外反母趾も生じやすいです。(♯)

Q.呼吸は、筋トレからですか。

A.筋トレより、心肺機能をよく使うことからでしょう。(♯)

Q.ウォーキングシューズはよいですか。☆

A.硬い道より柔らかい道は歩きにくいでしょう。重心、いや、圧は、踵からアーチを通って小指側に、最後に親指へ、つまり、立つのを支える3点を順に外回ります。土踏まずは地を踏まえないのです。 踵も角を当てるのでなく、真ん中でついて、つま先がその後…

Q.悪いプロダクションも、たくさんあるのではないですか。

A.あなたが金銭だけ巻き上げられたと思うプロダクションでも、あなたよりずっと力のあるアーティストとうまくやっているからこそ、存在しているのでしょう。実績のあるところでも、さまざまな噂もあれば、問題もあることでしょう。そこの面を、あなたがよ…

Q.所属先のプロダクションが仕事をくれないからやめるべきか。

A.あなたがそう思ってやめると、自らが創り上げていくべき世界から、離れてしまうかもしれません。そのプロダクションが悪いのでなく、あなたにうまく利用できる力がないことが問題ではないでしょうか。それを変えるために、もっと自分の力をつけていくの…

Q.業界の慣習が、たまらなく嫌です。

A.私はこの業界を擁護するわけではありません。存在するに値しないと思われることもたくさんあります。しかし、現実論として、それでもそれを存在させてきた人の努力は、すぐにやめたり、何もやらずに文句を並べている人に比べたら、勝るものだと思ってい…

Q.一日一万歩、歩くことが必要ですか。☆

A.せりふや歌うことが走ることだとしたら、発声は歩くことで、呼吸はストレッチです。健康法として一日一万歩歩く、それも人によります。ウォーキングやジョギングで体調を崩したり怪我をしている人をみると、たくさん歩くこと=健康やよいこととは限りませ…

Q.柔軟性のチェックを教えてください。☆

A.踵を浮かさずに腰を下ろせますか。後ろにひっくりかえりませんか。(♯)

Q.靴について、アドバイスをください。☆

A.ハイヒールはもとより、男性の靴でも、つま先中心で、踵が浮くものが多いです。踵だけで支えると膝、腰に負担がかかり張ります。地面を下りるときや足指をすべてまげて立ったときと同じで、胸椎から反ると、一見、よい姿勢にみえますが、それは多くの場…

Q.音響で位置を探ることができる生きものはいますか。

A.コウモリ、イルカ、トガリネズミです。(♯)

Q.自分と他人とは、どう区別しているのですか。☆

A.胸腺にあるTリンパ球に触ると自己とわかるのです。ここで、ばい菌を区別して抗体をつくってやっつけます。これは、自分と同じもの、違うものを区別し、同化するか排斥するかを決める、いわゆる免疫システムです。皮膚の移植は、親兄弟間でも無理ですが…

Q.なぜ、大切なことは暗誦するのですか。

A.かつては、人はしぜんの動きや叡智を知恵として、言論化してことばにしていたのです。それが、ことばだけの理論や知識として、そういうものと混同したのか、多くが知恵のないことばになっていきました。 ことばで意味を述べるより、声で共鳴をさせて唱え…

Q.なぜ、日本語は同音異語で混乱するのですか。☆

A.日本語での名詞構造、観劇する、集合する、など「○○する」は翻訳文化の申し子、名詞で訳語をつくったが、動詞はつくらなかったからだそうです。(♯)

Q.語尾が聞こえないと注意されます。☆

A.日本語は、語尾が「です」「ます」で消え入るため、聞こえにくい。S+UでUをつけ ないし、かつ低いアクセントです。そこで「―よ」「―よ」「―ね」や「―さ」をつけたりしていたわけです。となると、「―」だけど」「―とか」、語尾上げ「じゃない(すか)…

Q.理論から始めたいのですが。

A.理論や方法よりも、先に体があります。イメージ、その像は固定せず、絶えず変えていくことです。(♯)

Q.カクテルパーティ効果は使えますか。

A.例えば、確信のないときに、スルーされるほどの小さな声でその人の名を呼んでみてください。その人の名前であれば必ず反応するはずです。(♯)

Q.表現に大切なことはなんでしょうか。☆

A.「いひおほせて何かある」(「去来抄」) 芭蕉が去来の評(イトザクラについての巴風の句)に対して、表現し尽したといって何になるのかと言った。(♯)

Q.演劇が衰退したのは、なぜでしょうか。

A.演劇は漫才、お笑いやミュージカルに変わりつつありました。毒舌を聞いてカタルシスを得る。笑いでストレスを発散しているのでしょうか。(♯)

Q.日本の病院をどう思いますか。

A.日本では、医師免許を一度とれば自由に継続できるため、医師の腕にかなり差が出ます。身内に甘いのです。元は東洋などの代替え療法なども、欧米に後れを取るようになってしまいました。自費診療といっても患者の評判だけです。国などが技術をチェックし…

Q.脳と歌うことは関係していますか。☆

A.聴覚、触覚、小脳運動(リズム。拍子)、海馬(記憶、経験)偏桃体、側坐核(感情)、前頭葉皮質(期待と満足)など、脳と密接な関係があります。(♯)

Q.音の高さと体への響き方はどうですか。☆

A.グランドピアノは、27.5―4188HZです。周波数の低いのは、腹(尾てい骨)高いのは、頭(てっぺんから首)、真ん中は、その間、胸などで感じます。低い方から順に125~800~3000~8000HZ(トマティスの分類ですが)

Q.自分の才能の見つけ方、生かし方は。

A.自分の才能を知り、開花させるためには、メンタルコーチ、フィジカル、ドクター、テクニカルコーチと、専門分野のトレーナーがそれぞれに欲しいものです。 私は、早くからいろいろな人と研究所で共同作業をしてきました。わからないことは、さらに別の専…

Q.研究所に通いながら、他の学校へ行ってもよいのでしょうか。

A.「他のところへ学びに行く」とか、「いろんな人に会う」ことは、とてもよいことです。それを勧めない人は考えものです。要はあなたが得るべきものは何か、それはどこで学べるかということです。自分の人生をよりよくするために、主体的に、まわりの人を…

Q.よいトレーナーと、悪いトレーナーとの見分け方は。

A.「よいトレーナー」、「悪いトレーナー」というのはいません。「よい方法」、「悪い方法」、「正しい方法」「間違った方法」もありません。あなたが関わったときに、どのように使うか、どのように活かせるかということなのです。よい悪いといった二元論…

Q.本当の力をつけたいのですが。

A.オフをとってオフシーズンに本番を気にせず、とことん体や声に向き合うことです。(♯)

Q.この30年のJ-POPSの流れは。☆

A.阿部真大氏のJ-POPSの説を引用します。 1980年代、BOØWYで、社会への反発を 夢はかなえるものでなく見続けるもの 人生設計する大人に背を向け逃げるだけの自分らしさ やり過ごす自分を無条件に肯定する女性と巡り合い自己完結する ナルシシズム 1990年代…