2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧
A. 喉の働きとしては、気道、食道、声道となります。これは、呼吸と飲食と発声にあたります。そのうち、最も大切なのは、呼吸、次に飲食です。残念ですが、声を使うことについては、かなり後で得られた、転用された用途なのです。
A. 確かに、誤嚥を防ぐための嚥下作用では、喉頭の位置を上げることが必要です。発声においては、特に高音でも喉頭を下げたままキープすることが指導されています。喉頭を持ち上げるのは、喉頭挙上筋です。その動きが柔軟であればよいのですから、混同する…
A. 口を振りに大きく開くと、逆に声道は狭くなります。すると呼吸にも影響が出ます。声の響きも過緊張気味になりやすいです。口内、口の奥を広くするのが,共鳴のポイントです。
A. これは、顎の力を抜いて、上下の歯を少し開きます。顎は引きます。舌を下につけるのでなく、 上の前歯の裏につけましょう。そうしないと呼吸が深くなりません。顎を引くことも、呼吸のために大切です。できるだけ、咽頭を広く使うのです。
A. 肩と首と胸の脇の方をチェックしましょう。肩甲骨はがしといわれるように、スマホ生活では、そうした箇所が硬くなりがちです。顎についても、ほぐしておくとよいでしょう。
A. 簡単なのは、立ったり座ったりして、まずどこに力が入っているのかをチェックしてみます。次に、それぞれの指定で、全身に力を入れてみて緊張させます。そして脱力してほぐしてください。これを繰り返すと力が抜けます。特定の箇所もピンポイントで、そ…
A. 言葉では伝えにくい問題です。こういう質問が出てくること自体、頭と身体とがうまく連動していないことと思います。スポーツの経験などがあれば、出てこない質問です。 今からでも構わないので、身体を使う運動を始めてみてください。ボーリングでもバッ…
A. 頑張って発声することは、理想からは遠いのですが、トレーニングのプロセスで、ある目的のために一時的に行うことまで否定するわけにはいかないでしょう。 発声はわかりにくいので、初心者がいきなりオリンピックの選手レベルのバーベルを上げて怪我をし…
A. それは、肩が上がらないような姿勢にすることや重心を下げ、腹腔の内圧を上げて、発声に利用したわけです。オペラ歌手のような声を出すためのトレーニングです。詰まった声になる危険もありますが、使いようによって、こうした練習も、効果があるという…
A. 何事も使い方次第です。どんなメニューである。でも、使い方が悪ければ、喉に悪いです。本番で「はい」と大きな声で叫べといわれ、何回もやり直しをされたらどうなるのでしょう。プロでそのぐらいのことができない人はいません。 こういうのは、特殊メニ…
A. これは、いわゆる踏ん張った腹圧で声を急に出すことで、否定的な意味で使っているのですね。閉じた声帯を肺からの吐く息で、つまり下圧で開けて、声を生じさせるのは、発声の原理ですが、その程度の問題ということになります。声帯にぶつけてとか閉じた…
A. ほとんどの場合は、浅い呼吸の人が多いです。つまり胸式優位の呼吸です。胸式呼吸だけでは、発声したときに息をうまくコントロールできなくて、硬い声になりやすいです。首や肩の筋肉が緊張しやすいために、緊張した発声の状態になりやすいのです。やわ…
A. これも、いろんな人がいろんな意味で使っているので、ケースバイケースと思ってください。単純に、呼吸を止めている状態、吸気から吐気に至る間、声の支えなど、呼吸筋群のうち、吸気に使うものと呼気に使うものとの切り替えでの問題です。 発声では、起…
A. これもとてもよくある質問で、指導者によって真逆の答えになることがあります。 声楽の場合は、張って保持するというのを支えとして学ばせることも多いのです。しかし,そうしたプロセスについてのよし悪しは、結果において判断するしかないので、肯定も…
A. 腹筋は何をするにも必要です。横隔膜は吸気筋ですから、息を吸うときに下がっていきます。腹空の内圧が大きくなります。腹筋を緩めてないと、お腹は膨らみません。急に吸うとき以外に筋肉を使う必要はありません。ここで呼吸を補助します。そして、呼気…
A. 腹筋不要論に対する反論はこれまでも述べてきました。そもそもどのぐらいの腹筋が備わっていてどのぐらい機能しているかは個人差があるので一概にいえません。少なくとも舞台で活動するには人並み以上の腹筋力は必要です。ボディービルダーのようなレベ…
A. 骨盤腔内の子宮で赤ちゃんが育っていくと、腹腔内で骨があると邪魔だからです。その筋肉はとてもしなやかで強いです。いわゆる腹筋です。
A. 前のほうは、胸骨と肋骨での胸郭です。後は背骨(脊柱)です。下には、横隔膜があります。
A. 人の身体には、胴体のところに、胸腔があり、横隔膜があり、腹腔があります。その腹腔の下にあるのが骨盤空です。腹腔との間に仕切りはありませんが、尾骨、顴骨、仙骨で囲まれています。
A. 人間の生活に入っているもので、絶対にダメというものはないと思います。要は使い方次第だと思います。特にメンタル面に大きな影響があると思います。ただし、発声は声帯で行うため、そこへのダメージは避けたいものです。水商売の女の人には、低くかす…
A. 心身の解放ということやリラックスということでは、お風呂を勧める人が多いと思います。ぬるま湯でゆっくりとつかるというような健康法と通じるところがあるからでしょう。ただし、本番で歌う前などに、あまりゆっくりと入浴するような事は、お勧めでき…
A. いろんな原因が考えられます。声の出し過ぎ、寝不足、空気が乾燥している、なかには睡眠時無呼吸症候群の人もいます。扇風機に当たって寝てもそうなります。風邪のひきはじめにも出てくる症状です。練習の場合は、練習後の喉の状態と翌日の朝の喉の状態…
A. 発声の勉強は、1日に声を30分以上はしっかりと出し、夜にしっかりと寝て、1つ重ねていくことといっています。きちんと寝ないと、せっかくの練習も成果に結びつかないということです。寝不足時の声の調子の悪いのは誰もが経験していると思います。本当に…
A. 最も気をつける事は、逆流性食道炎です。これは食道だけでなく、声帯まで損傷することがあります。胃液が上がってくることですね。睡眠中に起きることもあります。空腹の時にも気をつけなくてはなりません。 胃液の分泌が、交感神経の働きで抑えられ、胃…
A. 胃の中では3、4時間、腸も合わせると8時間くらいでしょう。水を飲むのも同じで、飲んだ瞬間に体内をまわるわけではありません。声帯まで潤したいのであれば、20分ぐらい前には、飲水しておくとよいでしょう。大まかなアドバイスです。