A.よく、声を出してみて、間違っているのですか?合っているのですか?という質問がありますが、本当に正しい声を出せていたら、おそらく本人が確信を持ってよい声が出せた、と感じるものだ思います。つまり、声を出して「これは間違っているのか、あっているのか」と考えるレベルというのは、9割9分、間違っているのものだと思ってください。ヴォイストレーニングを始めてすぐに正しい声を導き出せる人はほとんどいません。
ひとつ念頭においていただきたいことは、間違っていない声を出すことを最初の目標に設定すべきではないということがいえます。どんな大歌手でも、キャリアの初めは間違っている声で歌っている人がほとんどなくらいです。少しずつ、よりベターな方向の声を探っていくものがヴォイストレーニングだと思ってください。合っているか合っていないか、ということに厳密に最初からこだわりすぎると、声は一声も出せなくなってしまいます。(♭∀)