A.肋骨の間には内肋間筋と外肋間筋という筋肉がついています。主に前者は吐くときに使われ、後者は息を吸うときに胸郭を広げるのに使われます。その下部のほうには横隔膜がついています。肋骨をしっかり広げることは、呼吸のトレーニングには必須の要素になります。
しかし無理して広げようと頑張りすぎて、胸骨のあたりを固めてしまっている人がいます。胸骨についている肋骨部分は軟骨でできているため、少し柔らかいのです。それが胸郭が広がることを促進するはずなのに、この部分を固めていては残念です。
がんばりすぎてやる気がみなぎるとき、人は背を少しそらせて胸を張りだすような姿勢をします。しかしやりすぎないように、フレキシブルさを残しておくように心がけましょう。
肋骨は背中にもつながっています。背骨につながっているろっ骨は軟骨ではないので柔らかくはないですが、その代わりバケツの取っ手のような動きをして、胸郭内を広げることができます。背中も固めないように気をつけましょう。([E:#x266F]β)