A.かなり呼吸が浅くなってしまい、吸う息がとり込みにくい状態になっているのですね。その場の状況にもよりますが、応急処置としては、息を吸う(息継ぎ)よりも息をしっかり吐くことの方に意識を向けてください。なぜなら、息が上がって苦しいときに、さらに息を吸おうと頑張ってもますます苦しくなってしまうからです。
もし少し離席できる状況であれば、廊下やトイレ(場所によってはロビーなど)に行って、フーでもスーでもいいので何回が息を吐いてみてください。しっかり吐いた分だけ吸う息も増えると思って、無理のない範囲で長めに吐きましょう。実際、長めに吐くとその反動で吸う息も長めに入ってきます。
そして普段から、呼吸の練習を地道に行うことです。息継ぎがしにくくなるのは、話しているときに息が停滞しているからです。呼吸の練習をすると、声を出すときにもちゃんと息が流れやすくなるのです。息が流れれば、結果として息継ぎも楽になります。