26.研究所のレッスン
A.声の自由は、日常や全ての物事からの自由によって得られるものです。ヴォイトレや発声法は、その一つのアプローチにすぎません。(♯)
A.はい、それで伸びればよいと思います。意味が伝わらなくても伸びるならそれがよいし、伝わっても伸びないなら、伝わらない方がよいとも思えます。しかし、伝わればもっと伸びるとか、伝えてもっとよくなるということもあるのです。相手のタイプやレベル…
A.世の中にたくさんのトレーナーがいて、一人ひとりいろんなメニュ、方法をもっています。とはいえ、本当はどれも同じようなものなのです。基本的には同じことも、トレーナーのレベルにおいて異なってくるのです。メニュが基本に対して使えている人はほと…
A.快を求めていくと、きりがありませんが、一つの見方でもあります。快を求めることは苦になり、依存してしまい、ストレスになってしまうこともあります。そのコントロールこそが大切です。それは、統一された意識です。快を求めるのでなく、苦でないこと…
A.考えるのは思考であって、いわば雑念です。智恵というのは、即時に判断するのに快も不快も生じないし、その先のことも考えないのです。しかし、快や不快があるからこそ、思考するともいえるのです。考えるからこそ考えないようにもなれます。ともかくも…
A.そのとき、終わったとき、始まる前でもかまいませんが、少し尊いこと、高いことをやっているという感じが出るのがよいと思います。(♯)
A.声も、疲労の予防のために、無理に使わないようにしていくのは、ヴォイトレで学ぶべきことです。また、マイナス状態の人なら、まずゼロにするには、そういう考え方も必要です。しかし、心配しすぎるのはよくありません。音痴と思っている人の1割も、本…
A.人それぞれに体質も性格も、違います。うまく声の出やすいメニュも、その他の目的のために使ったよいメニュも、苦手とするものも、人によって時期によって違います。チェックによいメニュもあれば、回復によいメニュもあります。(♯)
A.できることできないことを知り、トレーナーに任せること、自分でやること(トレーナーに任せないこと)を決め、主体的にレッスンに関わるようにしていくことです。周りのものに影響されるのでなく、そのために使える力をつけていくことを考えてください…
A.スタジオでは飲料持ち込み可としました。冬に加湿もしています。これは、短い時間、集中して行うトレーニングとしての環境を考えてのことです。また、虫菌の伝染防止のためです。(♯)
A.いくつかの問題が一緒になっているので,分けて述べます。水分は、声帯に限らず、発声にとって大切です。乾燥はよくないからです。口内は水を含むと潤いますが、直接に声帯には届きません。全身を回って保水されるので即効的ではないのですが、湿り気な…
A.あえて目的や意図を明らかにしないこともあります。そういう必要が相手にあると感じることもあります。レッスンでは、何に気づくべきなのかを先に言うと、意識がそこにいきます。例えば、眉間に響かせてくださいと言うと、そこに響きを感じようとします…
A.それはとても理想的なことです。レッスンも、そのようにありたいです。私が思うに、トレーニングとしては、そこで時間がかかる、あるレベル以上、上にいかない。この2点を克服するために一時、心地よさを失うこともあると思ってください。どちらとるのか…
Q.話のトレーニングにも、歌唱や声楽のヴォイトレを勧めるのはなぜですか。☆A.どうせなら歌えた方がよいというのと、歌唱も応用、もしくは、話に対してその基礎といえるからです。邦楽のヴォイトレの経験も勧めています。普段使う声だけに、次元を変える…
Q.歌でなく、声の上達というのはあるのですか。 A.声楽家で言うのなら、ソルフェージュ、コンコーネ50(発声教本)、オペラの曲と、この3つを進めていくなかでも、基礎から応用の歌唱へいくと違っていくものです。年月とともに上達していくものです。オ…
Q.歌のサンプルの基準とその理解する方法を教えてください。☆ A.ここでどういう基準で取り上げているのか、聞いても感動しないというのはどうでもよい。そう簡単に感動を導けるものでないでしょう。皆がやってまねができない、そこまで動かせないという…
Q.話しすぎたり動きすぎて、落ち着きがないのですが。 A.緊張、ためらい、迷いなど、感情は、人を不用意に動かします。心の問題としてアプローチしましょう。深く呼吸してみましょう。 Q.いろいろとできるので絞り込めません。 A.どれも中途半端とい…
Q.すぐに高い声が出る、大きな声が出るのではないでしょうか。 A.トレーニングにおいて、あまり促成栽培的な目的をとらないことが第一です。あえて、長期戦で考えていくことです。付け焼刃の小細工をたくさん覚えても、それはレベルアップしたステージで…
Q.レッスンはトレーニングに対してどういう位置づけですか。 A.大体は、トレーニングのチェック、方向ややり方の確認ですが、新しい気づき、新しい経験、高めていく自分への何らかの実感やモチベート、充実感となり、具体的な課題として目標を与えてくれ…