A.前に、立つ人は立てる人、立つのをみている人よりも、その前に立つ以上、なすべき義務があります。それは、何かを与えることです。もちろん、これは義務として強制されるものではありませんが、それを怠ると、みにくる人がいなくなります。
みる人の方は、お金を払っているのなら、その分、自由にいられます。
ありのままの自分でも、落ち込んでいても、やる気がなくてもかまいません。私は、多くの場合、仕事でみるので、人前に立つ人をみるにもかかわらず、まずは一音一語を聴き逃さないでいること、次にこれを何らかの形で本人のためになるように伝えなくてはなりません。共にプラスとプラスの関係なら、よいものが生まれます。プラスとマイナスならゼロサム、その分、価値が移行します。マイナスとマイナスなら続きません。長く積み重なるとそれが掛算となり、大化けすることもあります。ただし、マイナスをマイナスのまま見守るのは、けっこうな苦労とリスクを伴います。ときにそのスタンスをわざと取ることもあります。(♭π)