発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.先生と声との関係は。

A.私自身、10代で声がとても弱かったのです。トレーナーとしてもっとも多忙な頃になって、深くひびきのある声が安定してきました。初期条件(素質、形態、形状、遺伝的なもの)も一人ひとり違いがあります。私ののどや声帯は、結果からみると、恵まれていたのかもしれませんが、その関係については確証できていません。また、育ちについて、スポーツや武道などをかじったことは、体の管理や感覚づくりに大いにプラスでした。幼少期にピアノで絶対音感など(不要なものですが)が身についていて、少しは違ったのかもしれません。ただ音楽や歌や声の判断に関する耳は素人そのものであるばかりか、一般の人より下だったのです。そこから臨界期がありそうな音楽に対する判断の才能を、意識的に開き、日本の一流レベルの人のばかりか、海外や邦楽のプロをも時として超えてアドバイスできる判断力を得てきたということです。(♭)