A.声の出し始めは、なかなか声が出しにくいということは、みなさん感じていると思います。しかし、出せば出すほど、少しずつ声は出しやすくなって、楽に出るようになっていきます。そのまま、声を出せば出すほど、いつまでも出しやすくなっていってくれればよいのですが、喉が弱い人は、何度も体験しているように、しだいに声は出しにくくなり、ついには、喉が痛くなって、危険なゾーンに入っていってしまいます。
もちろん、それでもがんばって声を出したりすると、本格的に喉を痛めてしまう原因にもなるので、お仕事などでどうしようもない場合を除いては、絶対に避けたほうがよいのですが、それなのについ声を出してしまう誘惑が、そこにひそんでいます。
このように声を使い過ぎて出しにくくなる少し前に、いつも以上に声が出しやすくなる時間が、あります。長ければ、あるいは無理をしなければ、1時間位は続くかもしれません。その声が出るために、つい、そのまま続けて声を使いたくなってしまうのです。(♭Ξ)