A.全日本合唱連盟が、このことに関するガイドラインを出しています。お医者さんの意見や、海外の合唱団の例も参考にしたうえでかなり細かく提示してあるので、参考にしてみましょう。
ここでは、実際に声を出すときに工夫できる練習方法について述べてみます。ガイドラインではマスクを着用したままの練習をすすめているようです。
ハミングは、口を閉じたままで、しかも飛沫の飛びようがないので、いい練習方法だと思います。その代わり、子音の強いものや、リップロールなどは避けるようにしましょう。体の柔軟性は声に直結しますので、首を回したり、背骨を動かしたり、脇腹を伸ばしたりしながらハミングしてみるのもいいと思います。
また、この機会に筋肉強化に目を向けて、合唱団全体の技術アップに努めてみてはいかがでしょうか。スクワットは体のなかで一番大きな筋肉が鍛えられて手軽に筋肉を増やせる体操です。また足上げ体操などで、声を支えるための筋肉を強化してもいいと思います。