2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧
高い音が苦労しないで出る人には、ちょっとしたコツで浅く口先だけで響かせて歌っている人が多いようです。そのため、出ている響きが拡散して、まとまりに欠けてしまいます。あるいは、やわらかく抜いて高い音に届かせています。どちらも、体の支え、胸での…
日本語の「イ」と「ウ」の母音は、浅く平べったくなりがちです。「ア」「エ」より、発音するときに口の中が狭くなるためです。しかし、本当は、深い「イ」は、喉の後ろがあくので、高くなっても出しやすいのです。こういうときは、苦手な音だけを練習するよ…
声量がある人の歌には余裕が感じられます。そんな様子を見て、誰しも「声量さえあれば…」と思うようです。大声で歌えばスケールの大きな歌になるというわけではありません。最初から最後まで大声で歌っては、味もそっけもない一本調子の歌になります。 歌と…
声を体からうまく出すためには、深い声をもち、その声をうまく使うことです。うすっぺらい声は、声の共鳴不足です。口の奥の開け方が狭くなって、共鳴が少ないと、深い声が出ないのです。 声量は、人によって違います。歌を展開の中でもっともみせられるよう…
A.ファルセットはそもそも、仮声帯でひびかせたもので、力強さとは別のものです。力強いファルセットというのなら、ひびきがしっかりと通るということです。トレーニングは、ハミングや共鳴を中心にします。決して、力でやらないようにしましょう。
A.やはり満足いくレベルの高音を出せるようになるには、腹式呼吸での発声をきっちり身につけることです。いきなり高音の練習をしても、音をあてて、間違った発声になったり、のどを痛めかねません。まずは自分の出しやすい音域で、お腹からの声を出せるよ…
声区は、響きをあてるところの違いでなく、トーン(声質)の変容でみてください。トレーニングでは、さまざまな方法や言い方があります。 声質をキープする声帯の使い方などは、理論抜きに、浅く、広がらず、頭上から胸中のたての線上に声をとらえ、あとは、…
地声(modal register)と裏声(falsetto register)声帯はその開閉によって振動して、声を生じます。話しているところが、地声です。高くなると、その開閉のスピードが高まります。その限度を超えたとき、完全に閉じずに開くことで(仮声帯だけで)振動を速…
音声学上では、声区という考えがあり、これは低声区、中声区、高声区と三つに分けます。低声区を胸声区、高声区を頭声区と二つに分けている場合もあります。さらに、仮声区=ファルセットというつくり声を、その上におきます。ファルセットとは、falsettoで…
歌の音域が広すぎるからといって、その曲をあきらめることはありません。声域をカヴァーするやり方は、いろいろとあります。 歌はだいたい1オクターブと2、3音の音域で成り立っています。一番下の音から一番上の音まで一気に上がったり下がったりして、す…
声域は、ある程度の範囲内において、生まれつき決まっていますが、トレーニングによって変わることもあります。声域の広さや高音、低音の限界は、持って生まれた声帯を中心に、さまざまな条件で違います。また、単に声が届けばよいのと使えるのとは違います…
歌の勉強やヴォイストレーニングをしたいという人の大半が、高い声を出すことを目指しているようです。J-POPS、欧米のロックなどの曲のつくりも、相当高い声まで使っているために、高い声が出せることが歌をうまく歌うための絶対条件、プロの条件だと考えて…
他のプレーヤーの音とは、音響で調整すべき問題です。楽器とヴォリュームを競っても仕方ありません。しかし、本当の原因は、ヴォーカリストが高い音をしっかりと捉えて、歌えていないからです。表現から考えて、もっとも伝わる域で歌うようにキィを下げるの…
A.生まれついての声など、何万人に一人の美声でもなければ関係ありません。人が感動し、賞賛するだけの価値を、声や歌につけられるかどうかです。向き不向きではなく、チャレンジする資格、やれる方向は誰にでもあるのです。 声は、自分の体を楽器とします…
A.これもあまり気にしないでください。無理な力が入っていないかをチェックしてください。全体で(全身で)呼吸を扱っている感覚を大切にしてください。
A.あまり、気にしないでください。息を深く吐くのは、呼吸や腹筋のトレーニングです。呼吸や発声は、しぜんな呼吸トレーニングで、姿勢に気をつけて行ないます。この二つは、分けてよいのです。
A.息をスーッと吐く、そして急に体(お腹)で戻すと、少しわき腹とかが痛みませんか。そこを痛めたり、吸うトレーニングは、お勧めしませんが、腹筋が鍛えられると、このへんが強くなります。柔軟も兼ね、上体起こしなどを軽くやっておくとよいでしょう。…
A.力が入っているためでしょう。「ハッ」というとき、押しつける動きが出てしまうと力が入りますが、今は、あまり気にしなくてもよいです。痛いと思ったら、一度脱力して息を大きく流すなど、工夫しながら練習してください。
A.日本語の「イ」と「エ」という音は当てはまりません。でも、どうしても、という場合は、どちらにより近いかを考えても良いでしょう。また「o」と「u」の違いは、深さで区別してみて下さい(「o」の方が深いです)。
A.イメージとしては、50メートル軽く走ったり、運動したあとに全身やお腹の底から息が出る感じです。のどが乾くのはよくありません。できれば一度、講演会で実際にみて欲しいのですが。
A.メールでは判別が難しいですので、気になるようであれば、やはり、近くの耳鼻咽喉科でみてもらってください。のど自体に問題がなければ、ご自身が安心できると思います。やはり発声だ、ということになりましたら、一緒に解決方法を考えていきましょう。
A.練習に自信が持てるようになるのは、絶対量を超えてからです。それまでは、黙々と、毎日やると決めたこと取り組みましょう。あとは、メニューを区別していくことです。お腹を使う、ノドをあける、息を流す、地声を取るなど、一度にやろうとしても体が動…
A.呼吸を深く読み込んでください。息と声を一致させること。集中力をつけること。今できていることを、まずは把握し、音楽をもっと聞くこと。
A.「p」でしっかりと吐くことです。「wisdom」は「d」でしっかり吐いて欲しいですが、「d」より「w」の方が強いです。
A.「s」も、にごった音なのかそうでないのか、注意が必要です。
A.スポーツ関係のもので、メンタルトレーニングの本を読んでみてはどうでしょう。読んで納得できるものを買ってください。
A.トレーニングをするのに、理想的条件はそろえられません。声を出せない時は何をし、出せる時は何をするか、条件の中でベストをつくすことです。
A.トレーニング中は体も感覚も変わっていくし、最初は一定しないので、いろんなことが起きます。あまり気にしなくてよいでしょう。発声のよしあしにあまり、今のところ関係ありません。
A.直接の関係はありません。応用(歌)と基本(トレーニング)との違いで、肩の動きは発声と別の動きに過ぎません。ステージでは何でもありですが、発声のトレーニングのときは、肩は動かないように気をつけましょう。