発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Q1816.トレーニングでの声の選び方のアドバイスを。

A.トレーニングには二つ目的があります。一つは、長期的に体をキープして高めていく、これは長くやっていくためです。もう一つは、ハードに使う場合です。いつでも使わなければいけない、毎日続けて2、3時間続けて使わなければいけないときに、才能では…

Q1817.声優歴3年です。いつも声が荒れています。

A.声優は無理な役の練習をしがちですが、ここではそれを中心とはしません。 それでうまくなっていくことは早く使ってもらえる可能性はありますが、声の可能性が狭めかねません。それで長くやったり大きくやると喉をいためます。本来やってはいけませんが、…

Q1814.レッスンの選び方についてアドバイスを。

A.体に関しては、レッスンに来ただけでは変りません、自分でやっていくことです。心のコントロール、メンタル面での自信をつけることも大切です。ですから、レッスンでは、どこよりも厳しいチェック規準のなかでやっていくべきです。厳しい基準でOKとい…

Q1815.メンタル面で弱いと思います。どうすればよいですか。

A.私が最初、アマチュアを受け入れいなかったのは、適当にうまく歌いたいというのは、気分によってうまく歌えたりするし、ゆっくり寝てストレスがなかったり、いいことがあったり、心身爽快なときには、歌はよくなってしまいます。それでOKとすると、何…

Q1812.ヴォイトレを現役の歌手に習えないのか。

A.声楽は体と発声が違いますから、体ということを変えていくことが大きいと思います。ヴォイストレーニングでは、プロとして歌っている人のところに、弟子に入りにいく人もいないでしょう。その歌手も取らないでしょう。歌できちんと売れている人は、弟子…

Q1813.プロデューサーやアドバイザーの使い方について。

A.歌い手自身が、何が自分のものか判断がつかないので、プロデューサーにいわれると、すぐにいわれた方にいってしまうのです。結果として、その人の中でうまくいかなくなってしまう場合が多いです。なぜなら歌って出ている人はベースがあって、出てきてい…

Q1810.プロはトレーニングでどこまで深めるのか。

A.たった一つの声で見せていくということであれば、日本人はプロでも、黒人のトレーナー程度のこともできません。そこを正しくやったところで、プロの道はありません。 ヴォイストレーニングそのものを誤解されてしまうかもしれませんが、あくまで応用のた…

Q1811.レッスンやトレーニングの真価とは何でしょうか。

A.勉強はアンテナを鋭くしていくことと気づいていくことです。気付いていくのだから、気づかないことを知っていけばいいのです。それが人のところにいってお金を払う唯一の理由です。自分でやっているだけだと同じところをくるくる回るだけだったり、行き…

Q1808.貴研究所の考えられる基本とは何ですか。

A.体とその感覚、トレーニングをやって勘を磨く、この目的に対して日々、どうしていくかということです。声楽や役者は声が変わっていきます。それは自分の声が自分のものでなくなるのでなく、より深い自分の中にもっと表現できる可能性のある声や、応用の…

Q1809.トレーナーは何回でも変えてよいのか。

A.トレーナーをよく変える人がいます。そういう人ほど、自分をよくいってくれる人に結果的についてしまうのですが、実際に応用力があれば、どのトレーナーにも評価されるはずです。トレーナーによって声の価値観も違うし、優先する順番も違うのは、確かで…

Q1806.実力があってもなぜ、なかなかプロとして認められないのでしょうか。

A.マーケットの方からも、プロデューサーは見てきます。その成功パターンはある程度決まっています。今年のは、10年前のとは違います。10年前に歌っていて今も歌っている人のほうが、結果としてレベル的に高い場合が多いと思います。 歌手としての実績…

Q1807.歌で有名になれますか。

A.有名になることが目的ではありません。動機はそれでいいかもしれませんが。

Q1804.なぜプロデューサーやトレーナーと僕自身の判断が違うのでしょうか。

A.歌は他人の歌い方にあこがれて入ってきます。おのずとその線に目的を持っている人が多いです。そこでギャップが出てきます。自分の声は嫌いだけど、あのように歌いたい、そうなったときの判断は自分では難しいのです。 自分の声の延長上で、歌になってい…

Q1805.高音は習わないと通用する発声になりませんか。

A.音響が進歩しているので言葉をいえたら、しっかり発声できなくても、さらに高い音や、大きい音も効果で出すことができます。そこで皆、似てきます。音響やエコーのかけ方で、カバーできます。習うことで早く焦点を合わせたり、コントロールできるように…

Q1802.声楽を中心にやっているのは、なぜですか。

A.体が変わっていくからです。ここでやっているトレーナーは、若い人は5年くらいですが、それでも体=声は普通の人と違います。役者も変わります。10年20年やっていると役者っぽい体と声になってきます。プレイヤーでも演奏に必要な筋肉がついてくるで…

Q1803.私に合う最近のメニュを教えてください。

A.人によって状態は全く違うので、どんなメニュでも、適している人もいれば適していない人もいます。一概に何をやるべきかとはいえません。

Q1800.レッスンをことばで記録する意味があるのですか。

A.音楽を聞いて感想を書いてもらっても、ここまでの聞き方ができる人は普通の人ではないとわかります。文章にしたら人に伝えにくいという人もいますが、ある程度の年齢になれば、きちんと判断をつけられる人はそれなりの言葉を使います。その人自身の言葉…

Q1801.自由に気の向くまま、歌っていてはうまくなりませんか。

A.このようなことをやりなさい、ということではありませんが、汲み上げ組み立てたり重ねていくことです。トレーニングなしに歌える人もいますが、そうでない場合、どうチェックするのかです。大体ぱっと歌える人はどこかでなにかをやっている人が多いです…

Q1799.一言で、研究所では何が違うのですか。

A.基本的な考え方、他との大きな違いは、声の一番、原点のところまで戻していることです。私は、いくつかの学校の設立や、トレーナーの指導にも呼ばれて行くことがあります。 ヴォーカルスクールでは生徒をみても何年いるのかよくわからない。歌をみても声…

Q1798.俳優志望です。ヴォイトレは必ず、第一にやることですか。

A.ヴォイストレーニングや発声をあまり特別なものとして、ピアノ教室に行って指の置き方から学ぶようなこととは、考えないほうがよい場合もあります。声のトレーニングとはどういうものかと考えるだけでも難しいことです。役者や声優に声を教えられるのは…

Q1797.プロになれる人とは?プロになった人とはどんな人ですか。

A.プロかプロでない見分け方は、簡単ですが、文章には書けません。その人がプロなりたいと思っているかどうかが第一条件です。プロになりたくなくて、プロになった人はあまりいないでしょう。早くプロになると決めた人が有利なのです。それは他の業界でも…

Q1796.プロになるためにヴォイトレがやりたいです。本から始めたらよいですか。

A.全ては具体的な行動、何かに対して何を起こして、次にまた何かに対して起こして、という繰り返しです。何が必要かということも決まっているわけではありません。しかし、発声しなければ始まりません。本はたくさん読まないとできないということではない…

☆Q1794.プロのヴォイトレの目的設定について経験上のアドバイスをください。

A.プロの活動は、土俵が決まっていて、そこで何が問われるかも決まっています。自分の能力のどの部分が足りないかがはっきりしているのでわかりやすいのです。 ソロのアーティストといっても、アーティストの数だけやりようはあるし、その部分で何を優先す…

☆Q1795.自分のなりたい、目指したいイメージと、自分が持って生まれたものとの間にギャップがあった場合、どういう形でやっていくのですか。

A.自分を捨てて周りの要望どおりに成り切っていく人もいます。それではカラオケの物まねにしかならないといって、すべて自分だけに戻してしまうと、レベルが低く、世の中に受け入れられなくなるでしょう。共にどっちもどっちなのです。 本来、自分のあると…

Q1792.腹筋のつけすぎでバランスがこわれませんか。

A.普通の人なみに腹筋がなければつけていくべきでしょう。ただ、ヴォイトレの中では第一優先にすることではありません。

☆Q1793.トレーニングをすると、声が前のようには出にくくなります。やりすぎですか。

A.トレーニングというのは、何かを強化していく。そこを伸ばすことで一時、どこかバランスが崩れます。例えば、音域でも高いところをとる、それだけが目的であればいいのですが、そのために他の部分のいいところが失われたり、声が浅くなったりということ…

Q1790.風邪をひいたときに気をつけることは?

A.声がダメージを受けないように、できるだけ努力しましょう。風邪をひいたときの喉の状態は、充血したり、むくんだりして、声が大きく出たり、声が太くなったりしやすくなります。 これは、喉の水分が不足しやすく、乾燥してしまうので、喉焼けの状態につ…

Q1791.息を吐くトレーニングをしているのですが、息を吐く時にたくさん、勢いよくと意識すると、おなかが固くなっていくのがわかります。おなかの筋肉が六つに割れるような(そこまではいきませんが)、そういう性質の堅さです。この状態は間違っていますか?

A.直接、腹筋は使ってはいけません。リラックスした上で、強く息を吐く練習をしていきましょう。そのときに、使われている筋肉を鍛えていくのです。しぜんな形で、大きく息を扱っていきます。(♭∀)

Q1788.口内共鳴をさすため、指で上あごと下あごの間を指でつまんでの発声を教えてもらったのですが、指をはずすと上手くできないのですが、何かコツやポイントなどあれば教えて下さい。

A.鏡を見て、唇の力の入り具合い、口の開け方、顔の角度を、手を使うときと、手を離したときと、違いを見つけるようにやってみて下さい。おそらく、何ヶ所か違いを見つけられるのではと思います。 手を使うと、声を出しやすい口の中の状態ができるのですが…

Q1789.自分に合った曲を見つけるには。

A.自分の声の音域や声の色を知ることが大切です。例えば、地声を出して高い音にどんどん上がっていくと、声の色が変わるところがあります。そこは、声楽では一般に<チェンジ>と言われています。そのチェンジの辺りは、声の出す道が変わるので、少し不安…