2014-01-01から1年間の記事一覧
A.実力もありますが、壊れない、怪我をしない、休まないというタフさこそが、プロの条件なのです。
A.感覚や体が変わるのに、前と同じ基準でみてはいけません。
A.「発声を固める」とは、声を固める、のどを固める、発声器官・機能を固める、声の使い方を固める、フォーム・体や考え方を固めるといったものがあります。「くせ声」といいます。
A.レッスンやトレーニングでは、リラックスさせて、体からしぜんな声を出させるようにします。素人の場合、普段が声を出すのによくない状態(体、心、呼吸とも)に置かれているので、まず、心身から解放させなければ、大した効果が期待できないからです。…
A.必要なものは、持続力です。それは30分、集中するというものだけではありません。声は時間をおく、待つことでしか、本当には身につかないものです。ときに一年分のレッスンを一ヶ月の集中トレーニングで身につけたいなどという方がいます。早く目的を遂…
A.私は、声そのものでなく、それを支えるものの一つとして感覚を学ぶようにと言っています。まねていくのは、トレーナーに限ったことではありません。勉強法の一つです。(♯)
A.いろんなメニュのそれぞれの役割は何でしょうか。その役割に応じてチェックをすることです。
A.私の使う集中力というのは、リラックスしているなかでの、八方集中です。パイロットがたくさんの計器の中で異常なものがあったときにそこだけに目が行く、本屋で探したい本の背表紙がぱっと目に入るような、そういう集中をしてください。
A.ある程度はなりますが、けっこう偏向しています。歌を分解して、取りつきやすく、課題をわかりやすくシンプルにして、また、あらゆるパターンをそろえて、効率的に学ぼうとするのがヴォイトレのメニュです。歌のテンポやキィを変えたり、Aメロ、Bメロ…
A.姿勢とは、態度や意欲という心の面も現れてくるので、そこも大切なのですが、体のこととして述べます。私は、姿勢とフォームを分けて使っています。姿勢というのは姿と勢、静の形と動を合わせてもっています。立った姿、座った姿で、その形をみて直すべ…
A.トレーナーに頼り切って依存してしまうこと、一つのやり方や一つの判断がすべてだと思ってしまうこと、安心してしまい、悩んだり迷ったりしなくなること、考えなくなること、などです。
A.トレーニングそのものは、利も害もなく、それは使う人が感じることです。本人が感じるのですから、必ずしも客観的評価と一致しません。自分に役立つように使うのがトレーニングだと、私は思っていますから、弊害というのはありません。副作用とか、必要…
A.そういう注意が示すのは、声の揺れの目立ちすぎということになります。あなたのイメージにおいて、まったくビブラートをかけないつもりでやって、ちょうどよいということなのかもしれません。要は、伸ばす音が不注意、乱れている、揺らいでいるなどとい…
A.多くのトレーニングではリラックス、脱力、緊張を緩めるなどが、ごちゃまぜになっています。それぞれに異なることです。最初は大まかなメニュで行なうもので、行わないよりはまし、ということでよいのです。問題は、そのままでずっと効果的な方法のよう…
A.問題となるのは、脱力しようとして脱力できないからですね。力を入れて、抜いた方がうまくいくでしょう。これも、脱力しなくてはいけないから脱力のトレーニングがあるわけではないのです。力が入っているから力を抜くトレーニングをするのでもありませ…
Q.トレーニングのハードさは。 A.トレーニングにおいては、感覚と体を鍛えること、体が声に伴うようにしたり、声が体から動くようにするということですから、速さとリズムについていこうとしたら大変くらいでちょうどよいのです。体力も息もいるくらいに…
Q.ヴォイストレーニングでは、1,2回で声がよくなりましたが。 A.レッスンは、最初、緊張します。声を出すということを改めて意識すると、緊張してしまうのは当然です。トレーナーはリラックスさせ、フィジカル面で体をほぐすでしょう。そこで、あなた自…
Q.レッスンはトレーニングに対してどういう位置づけですか。 A.大体は、トレーニングのチェック、方向ややり方の確認ですが、新しい気づき、新しい経験、高めていく自分への何らかの実感やモチベート、充実感となり、具体的な課題として目標を与えてくれ…
A.トレーニングでは、特に呼吸や発声に関する器官や筋肉などを強化して、バランスよくしていくことなどがメインになります。これは、スポーツ選手にとっての柔軟運動や筋トレの、次の基本プレーの練習のような位置付けです。(♭)
A.のどや呼吸器機能を中心としていますが、全身に関わっています。仮に片足を怪我して痛みなどがあると、それだけでバランスが崩れ、うまくいかなくなります。ですから、発声以外にも柔軟、筋トレ、体幹トレなどで、体の状態やバランスをよりよくすること…
A.いつも今日のトレーニングの目的から考える必要があります。来週、舞台があるなら、来週もっともよい状態で声が出せるようにするのが、今日行なうべきことです。いわば、調整に専念することです。本格的なトレーニングのためには、のどの状態が悪いので…
A.1.声の状態のもっともよいときの状態を知り、キープすること そうでないときは、その状態にすることを目的とすること、そのためにどうすればよいのか、考えましょう。 (のどが疲れているときは、充分に間をとって休ませること。話したり、騒ぐことは…
A.発声は、体という楽器で行なうのですから、その楽器の音を出すところ(声帯とその周辺)の状態がよくなければ、よい練習にはなりません。最良の状態を知ることです。そして、これを踏まえて、トレーニングの基本的な考え方を理解していきましょう。
A.頭声は、鼻音の両唇音m、歯茎音n、軟口蓋音の鼻濁音を使い、胸声は母音がのどをあけるため、軟口蓋音の破裂音gなどを使うとよいでしょう。(人や目的にもよりますが)
A.□腰まわりベルトなどをゆるめておく □普段から多くの息を吐いたり吸ったりして、呼吸の器を大きく、関連する筋肉も鍛えておく □常に身体を柔らかくしておくこと(柔軟運動をするとよい) □胸を張って姿勢よく歩くこと
A.□口先でつくったり、のどが疲れやすくなっていないこと □お腹から深い息を流して、そこでしっかりとことばを捉えて言うこと □口先をあまり動かさずに、相手がはっきりと聞き取れるくらいに言い切れるようになること □一つひとつのことばのフレーズがしっ…
A.□「ア」 舌の力が抜けているか □「エ」 口が狭すぎて「い」に近くなっていないか(そのときは唇を少し横にひく) □「イ」 「え」とか「あ」に近くなっていないか □「オ」 口の開きすぎで「あ」に近くなったり、唇を使いすぎて「う」に近くなっていないか…
A.「ハイ」「ライ」「アイ」「エイ」「オイ」「オウ」と言ってチェックしてください。 □音が上に逃げていないか(頭部の響きだけにしていないか) □音がしっかりと胸についているか □上ずってしまっていないか □語のひびきが均一か □五母音とも、身体の使…
A.どちらかと決めつけないことです。集中しようとするのでなく、必要に応じて集中が向くようにしましょう。集中力というのは、注意集中の略語です。意が注がれたらよいのです。(♯)
A.よりどころとして立っているところが、声に関することだという意識があれば、充分でしょう。