発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q2768.イメージする力がなぜ必要なのでしょうか。

A.例えば吐息の話ですが、肺から出ていく息は喉頭を通過して出ていきます。つまり、垂直に伸びていくことになります。声を前に、と単純に考えてイメージして出すと、おそらく発声器官のバランスが崩れてしまいやすいと思います。例えば、暗闇の中で見えないコンセントの穴にコンセントを差し込もうとしてなかなかうまくいかない経験はないでしょうか?しかし、暗闇の中でも何回も穴に差し込もうとやっていると慣れれば穴がどの辺りにあるのか想像できるようになってコンセントの穴はさせるはずです。このように、目には見えない発声器官をコントロールするにはイメージの力がとても重要になってきます。イメージの力で、声をコントロールすることを何回も何回も繰り返すと、集中力が高いほど声のクオリティは高くなるはずです。イメージの力が重要なことが理解いただけたでしょうか?(♭∀)