A.そうですね。滑舌を意識することはよいことなのですが、意識しすぎて不自然な話し方になっています。人間的ではなく、コンピューターが話しているように点々に聞こえてしまいます。この部分を修正できるとよいですね。
そのためには滑舌練習は滑舌練習として行ないますが、実際に話すときには、意識しすぎないことが大事です。意識するのではなく、体に覚え込ませた部分しか出てこないのですから、頭で考えすぎるのではなく、あきらめも必要です。しかし練習量が多ければ、必ず活かされるはずです。
また滑舌練習で気をつけたいことは、あくまで口のまわりをリラックスさせて自由に動かすことが目的ですから、力を入れすぎないように注意しましょう。口のまわり、あごはリラックスさせて、口を動かせるようにしていきましょう。
滑舌練習は発音練習でもあります。ですから発音ははっきりしてきますが、ひびきが浅くなってしまうこともあります。滑舌練習と並行して、発声練習も行なっていきましょう。この2つのバランスが大切です。