A.楽器はできないより、できたほうがいいとは思いますが、歌の練習に差し支えがあるようだったらお勧めはしません。本業である歌をまず、磨き上げていくことに集中していくことです。
歌を勉強していく中で、余裕が出てきたら、ピアノ(キーボード)をお勧めします。上手に弾く必要はありません。まずは指一本でも構いません。メロディーラインを弾けるレベルを目指しましょう。このメロディーラインが弾ければ、楽譜を見て、その曲を覚えていくことができます。
また音程チェックもできます。何度も何度も同じメロディーラインを弾くことで、頭に正確なメロディーラインを叩き込むことができます。
そして慣れてきたら、片手で弾けることを目指していきましょう。片手で弾けることができれば、自分で発声練習をすることができます。
さらに慣れてきたら、両手で弾けるように練習していきましょう。このように徐々に練習していくことをお勧めします。最初から両手で弾こうとすると難しく、モチベーションも下がってしまいます。徐々に徐々に上達するように練習していきましょう。
またコードで弾けるように、コードも覚えていきましょう。クラシックのピアニストのように流暢に弾ける必要はありません。コードを覚えて、そのコードの中で、メロディーがどう動いていくのか、どういうハーモニーになっているのか、そういったことを感じることができます。音楽性を高めるという意味でもコードでピアノを弾くということは意味のあることなのです。またギターの経験がある人は、ギターでコードを感じる練習をしていきましょう。
最終的には、その楽器で自分の伴奏をするという弾き語りができるといいですね。最終目標をここにおいて、少しずつ練習を積み重ねていきましょう。