A.ヘレン・ケラーは、1880年6月アラバマ州で生まれました。高熱で視聴覚に障害が出たのは生まれて19ヶ月。「見えない、聞こえない、話せない」の三重苦に陥りました。それまではとてもIQの高い子でした。6歳のとき1887年3月、アン・サリバン先生が来て、1ヶ月後に、映画「奇跡の人」のクライマックスで有名なシーン、井戸水に触れ「Water」と叫び、水を理解するわけです。
ヘレン・ケラーはそれまでに「ワーター」という水の意味は、わかっていました。ただ、それがことばにならなかったのです。ことばがそれを示すものということがわからなかったのです。だから、ものには全て名前(ことば)があると知った後は次々とことばを口にできたのです。
しかし、生まれつき聴覚に障害があると、音の刺激が感じられず、発声や発音の見当がつかなくなるので、ことばを使うのは難しいのです。映画「奇跡の人」をみてみましょう。(♭ф)