発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.トレーナーの皆さんは普段どこで練習されているのですか?

A.自宅で自主トレをしています。町内会の規則で夜9時までは、ピアノなど楽器の練習をしてよい決まりになっているので、一戸建てですが、防音などの対策はしていないので、昼間でも雨戸もカーテンもしっかり閉めて、自主トレをします。
レッスン生の皆さんの中には、一戸建てでもご近所に恥ずかしいので、自宅では自主トレができないという人が、よくいらっしゃいます。
そのような場合には、今はやりの、ひとりカラオケをぜひお勧めします。あるいは、自宅や職場の近くで、貸しスタジオや公共施設の中の声出し可能な音楽室などを探し、定期的に使うのも、自宅よりははるかに声が出しやすく、自主トレしやすいでしょう。また、井の頭公園などの大きな公園や、河川敷などを利用する人も少なくありません。男性などは、夜や夜中でも利用しているようです。
なるべく声が響きやすい場所や建物の近くを使うようにして、自分の出している声を聴きやすい環境で自主トレをしないと、喉を傷めやすくなったり、トレーニングの方向を見失うことにもつながるので、声が反響する場所を探しましょう。
どんな時刻でも、安全に気軽に自主トレをするためには、自宅の部屋の中に防音室を組み立てるという方法もあり、実際に活用しているレッスン生も、数名いらっしゃいます。いつでも、自宅で自主トレできるというのは、とてもうらやましい環境です。声を伸ばすためには、定期的な自主トレが効果的なので、ぜひ自主トレ環境を確保しましょう。(♭Ξ)

A.私の場合は自宅で歌って練習しています。基本常に4~5本(大体トータルで1000ページくらいですね)の作品を抱えているので自宅で練習できないときついからです。
なので声楽可の物件にすんでいます。ただ色々条件にはこだわりました。普段ほぼ毎日、東京各地や神奈川も横浜から相模原まで様々なところで歌い、稽古に行き、本番をして合唱の指導などもしているので21:00までの稽古だと早くても22:00遅いと23:00過ぎに、打ち合わせなどしてしまうと日をまたいで最寄り駅に着くなんていうのがしょっちゅうです。
なのでなるべく駅から近い物件というのを探しました。音だし可という物件でも声楽はダメ。ピアノ可でもグランドピアノはダメという物件も多く、演奏時間も限られているものも多いの、自分の条件にあう物件を探すにはとても大変です。
今私が住んでいるのは音楽専門の物件を数多く扱っている不動産屋でかなりいろんな物件をみて決めました。
結果
・予定内の家賃
・希望の間取り
・最寄駅から徒歩2分
・声楽可
・防音がきつくない
・グランドピアノ可
・演奏可能時間が8:00~23:00
という希望にそった物件を見つけました。
案外「防音がきつくない」という点はかなり大きいです。声楽可という物件の多くは間取り内の一部屋だけが防音処理がしてあり、四畳半~六畳位でかなり防音がきつく圧迫感があります。ここにピアノを入れるとかなりきついという印象をうけます。後から取り付け可能なヤマハさんのアビテックスという防音室を部屋につけると六畳の部屋が五畳~四畳半位に感じます。
私の家は間取り全てで演奏可能なので圧迫感がなく歌えるのは、実は練習をしていてかなり大事なことだと思っています。練習環境は毎日のことですからね。結構そこにはこだわりました。
他にも最近は居住スペースは防音ではなくとも、建物内に音楽練習室があったりサロンコンサートができるような施設のついた物件もあるのでそんなとこでもいいかもしれません。
でも値段の設定だけで探すなら圧倒的に埼玉よりが安い物件が多いですよ。基本的に音だし可の物件は割高ですからね。(♭Σ)

A.自宅が声出し可能物件なので、自宅で練習することがほとんどです。一人での練習がほとんどですが、伴奏との合わせが必要なときは、スタジオを借ります。
よく、家ではあまり声が出せない、という悩みを聞きます。スタジオに行って練習しているレッスン生もいるようですが、経済面で負担になります。中には、カラオケボックスで練習する方もいますし、私も実際、使用したことがあります。周りの歌声がひどいと、自分の練習に集中できないので、あまりオススメできませんが、身体をおこす発声程度にはよいかと思います。もしくは、あまり、人がすいている、平日午前中などに使用するのがいいかもしれません。スタジオも、時間帯や、スタジオによっては、あまり経済的に負担なく、借りられるところがあるので、いろいろ比較してみるとよいかもしれません。また、歌は、声を出すことだけが練習とも限りません。ハミング程度でしたら、どこでもできますし、手軽にできる練習法を探すことも大事です。(♯Ω)

A.私は、自宅が音だし可能物件なので自宅で練習するのが最も多いです。旅先での場合は、カラオケボックスや、スタジオを借りて練習します。自宅でもスタジオやカラオケボックスでも、練習するときに電子ピアノやパソコンでもいいので音程を確認できるものが一緒にあるといいですね。発声練習をするときは音源なしでも大丈夫かと思いますが、曲を勉強するときは、できる限りCDなどの音源からの耳コピーではなく、電子ピアノなどを使って実際に音程を確かめながら練習してきていただきたいです。耳コピーですと、どうしても音程のとり方が不安定になってしまうケースが多いです。間違った音を覚えてしまうと、直す時も倍の時間がかかってしまいます。
音だし物件は、今は不動産会社のネットなどでも気軽に検索できるようになっています。それと、芸術大学音楽大学の側に、音だし可能物件は多いですので、街や駅を限定して検索するのもよいかと思います。23区内ですと、江古田駅周辺、池袋、日暮里、上野周辺。その他、二子玉川周辺、仙川周辺、国立周辺です。(♯Δ)

A.私は自宅のレッスン室で練習しております。近所との距離があれば問題ありませんが、近隣と密接していたり集合住宅だったりする場合は、防音設備を入れる人もいます。
音楽大学のある地域ですと、音出し可能の物件が数多くあります。その他の地域にも音出し可能物件はありますが、割高だったり制限が厳しいケースが多いです。住居での練習が難しい場合は貸しスタジオで練習しています。(♯Λ)

A.私の場合は自宅で音出し可能なので、練習はほぼ自宅で行なっています。ただ、出先の空き時間や急遽練習する必要がある場合には、スタジオを借りて練習することもあります。個人的な見解ですが、スタジオは防音がしっかりしているので、声の反響が少なく部屋も狭いので、ゆとりをもって練習できる状況のときはなるべく自宅で行なっています。(♯α)

A.実は物件でも「消音機能がついた楽器のみ可」というものが多く、声出しできる物件を探すのは思いのほか簡単ではありません。郊外の音大生用のピアノ可物件が妥当ところですが、家賃も安くはありません。ピアノよりも声出し物件を希望すると、嫌がる不動産屋もいるくらいです。ですので、都内賃貸物件では通常は自宅で思いっきり声を出したい、というのは不可能に近いと思ったほうがよいです。もちろん、お庭が広くて、隣の家ともそう隣接していないお宅や、頑丈で何部屋もある分譲型マンションに住んでいるパターンは除外してのことです。
そうなると、大きな声を出さないですむ、息吐きトレーニングや繊細な声を丁寧に出すメニュなど、練習パターンをまず工夫します。もし舞台やライブの仕事が入っているときはその稽古場が開場すると同時に行ったりして、その場をできるだけ効果的に使用して練習することがお薦めです。
そうでもない場合は時間の合間を見つけてカラオケボックスへいきます。移動時間にちょっとした時間があれば、カラオケボックスでしたら各所に発見できますし、30分でも効果的に発声練習ができます。日中でしたら安く使えますし、カラオケの機械の種類に慣れれば音を消して練習できます。その際、常に自分の録音機などに、普段の発声練習のパターン・スケールや、さらに練習中の曲のピアノ伴奏の録音なども入れておくこと便利です。しかしカラオケボックスに行ったからと言って、カラオケの機械でエコーの効いたマイクで歌練習することが、必ずしも練習として効果的とはいえないこともありますので注意してください。少しの時間なら、スケール練習をするだけでも充分です。カラオケばかりで歌練習をしていると生演奏と歌うときにカラオケ癖みたいなものがついてしまって、逆効果になることもあるので、あくまでも「声出しできるスペース」としてとらえましょう。
ライブが近かったり、みっちり歌の練習をしたい場合は、音楽練習スタジオのヴォーカルルームのようなところを借りて練習します。そういったところを時間借りして練習することで集中もできますし、ダラダラせずにすみます。
どちらにしても、環境が整わないからできないことを考えるよりも、現状・現時点で最大限のできる都合をつけてやってみることが大切です。(♯Γ)

A.カラオケボックス、もしくは勤め先のスタジオです。自宅は声だし物件と言うわけではないのですが、夜以外なら声を出すことはあります。
発声は声を最大ボリュームで歌うことだけが練習ではありません。私の場合は、道を歩いているときなど日常でも呼吸を意識してブレスのトレーニングなどします。アタックやロングブレスなど、またハミングはよく外でもします。歩きながら声を出すのは案外いいものです。直立して声を出すより、呼吸の支えが必要になります。
自宅で声を無制限に出せる環境がベストではありますが、そうでない場合はカラオケボックスや時には有料スタジオをレンタルするしかないのかもしれませんね。(♭Д)

A.私の場合は自宅で練習しています。2重サッシですし、ピアノもあり歌うための環境は整っていますが、時間の関係で自宅でできない場合はレンタルスタジオを借りて練習します。最近ではカラオケボックスで練習する人も多いようです。お店側も個人練習用として利用することも承諾しているようですね。リーズナブルですし、飲み物もついてきたりして、使い勝手は悪くないでしょう。ですが、私はあまり好みませんし、お勧めしたいとは思いません。歌の練習にあまり相応しいとは思えないからです。カラオケボックスですと、十分なスペースがないことが多いですね。自分のフォームを確かめる鏡もありません。タバコの臭いがする部屋も多いです。他の音も鳴っていたりして、自分の声がどのくらいの大きさかを知ることが難しいと思います。
マイクを使って練習する前に、まず生の声での基礎練習が必要です。そのときにはキーボードがあるレンタルスタジオを利用する方がよいのではないでしょうか?私の知り合いでは、賃貸アパートに防音室を設置して音が出せるようにしている人もいます。防音室の設置にはとても金額がかかりますし、部屋の中に部屋を入れるわけですから、かなり空間が狭くなります。いくつもお部屋がある家に住んでいるのならよいのですが、ワンルームなどの場合だと、日常生活を送るのに支障をきたすでしょうから、あまりお勧めできませんね。でも、音は決して漏れませんので練習室としては最高です。
それから、音楽大学のある地域には音出し可物件がたくさんあります。もともと防音になっている部屋もあれば、防音にはなっていないけれど、お互い様ということで、時間を決めて音出しが可能な物件もあるようです。そのような物件でしたら思う存分声が出せますね。
おそらく、住宅事情で思うように声が出せない人がほとんどだと思います。部屋の中できる呼吸や、ハミングなどの練習を日頃続け、できるときにはスタジオを借りて、しっかり体を使って発声できるような環境作りを心がけましょう。(♯Å)

A.音出し可能物件の自宅で練習しています。
歌の練習は実際に声を出すことだけが練習ではないので、毎日乗る電車の中で「背筋を伸ばし、体幹を意識して立つ」や「丹田を意識しながら、腹式呼吸をする」こともトレーニングになるので、心がけてやっています。また、その時その時に取り組んでいる曲を覚えたり、どう表現するかを考えるために何度も何度も音源を聴いたり、何度も何度も丁寧に楽譜を読む事もやりますので、これらも声を発せずともできることなので、自宅や場所を問わず、どこでもできることだと思います。
ピアニストさんとの伴奏合わせの際には、レンタルスタジオを利用することもあります。レンタルスタジオはクラッシック対応(必ずピアノが設置してある)のものはあまり多くありませんが、バンド向けのものはかなり、あるようです。楽器を必要しなければ、カラオケルームで練習するという手段もあるかと思います。(♯μ)

A.私の家は「声だし可能」とは公にはうたっていませんが、日中や夜(遅くても21時ごろ)までの間に練習を行います。日中練習できないときなどは、夜中でもできる、ブレスの練習や譜読み、語学、理論や歴史などの勉強に費やします。それでも練習が足りないときは、近くの区の施設を借りたり、声だし、音だしが可能な知人の家を借りて、練習を行うこともあります。
市区町村の施設であれば、時間単位のところもありますし、午前・午後・夜間の3~4時間で区切られているところもあります。いずれも一区切り数百円~2千円前後と、施設や部屋の種類によっても変わりますが、比較的安く借りられると思いますので、是非探してみてください。また、若干割高になるかもしれませんが、レンタルスタジオもいくつかありますので、探してみてください。
私も時間や周りに気兼ねなく練習したいので、声だし可能な物件を探している最中です。物件によっては、「楽器可」と書かれていても、「声」に関すると枠が違うので注意が必要です。また、声だし可能で、可能な時間であっても、ご近所との兼ね合いで、様々なトラブルがあったと知人から聞いたこともあります。部屋の中に防音室があるタイプもあるようですが、音が吸われてしまうような部屋は、却って変な癖をつけかねないので、注意が必要です。 (♭Я)

A.声だしは本当に難しい問題ですよね。私は自宅が声楽可の物件なので、自宅で練習しています。楽器可物件も今はたくさんありますが、声楽NGという場合がよくあります。でも、趣味程度なら許容してくれる場合もあります。あとはアビテックスというヤマハの防音室を部屋にそのまま入れるという方法もありますよ。
あとは練習スタジオを借りたり、区の施設を借りたりする方もいるようですね。(♯ё)

A.自宅はピアノ可物件です。しかし、オペラの発声なのでとてもそのままでは外に聞こえてしまうので、練習用のブースや、防音マットなどをおいています。
忙しい時などは家で練習する時間が取れなかったりするので、スタジオや、カラオケを利用することもあります。
音楽可物件はものによっては高いので、ケースによってはスタジオ、カラオケなどを利用した方がリーズナブルなこともあるかと思います。(♯Ж)

A.私は音大にも通っていたので、前から音だし可能物件に住んでいて、そこでピアノも置いて練習できる環境になっていますし、近くに通っていた音大があるのでそこの練習室も使ったりして練習もしています。完全防音ではないので9~21時内での音出しが条件ですし、音大の近くにはだいたいそういう物件があったりします。(♭Ч)