A.スポーツ選手でも最初から一つのことだけやるのでなく、複数をやる方が後で伸びると言われています。自分のもっとも向いているものを選べずに好きなものとして選んだとしてもそうであるなら、ステージはともかく研究所でこそ、レッスンやトレーニングこそ幅を広げるべきだと思うのです。
つまり、自分がやっていた曲、やっている曲、やりたい曲のためにレッスンするのはよいのですが、半分は、課題曲、知らなかった曲、あまりやろうとしなかった曲、また、好きでない曲、はっきりいうと、嫌いな曲もやるのです。
レッスンでなければやらないことこそ、レッスンでやるべきと思います。私は常に「自分でできることは自分で、できないことをレッスンでやりましょう」と言っています。時間が本当にない人は、レッスンで自分のできないことをやるだけでもよいのですが、少しでも新たな可能性を切り開いていく気持ちで対しましょう。(♯)