発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Q2000.毎日練習しようと思っても中々上手くいかなかったり、時間がとれません。毎日行えることはありますか。

A.練習は毎日行えるなら行ったほうがよいでしょう。しかし24時間と言う限られた時間のなかでは上手くいかないのが現実です。マンションやアパートでは歌うことができなかったり、仕事で帰りが遅くなったりなどは、歌わなくなっていってしまうものです。訓…

Q2001.体が覚えるというのはどういうことですか。

A.声が良くなるためには体と耳が覚えるしか方法はありません。良い状態になれる。良い状態の打率が上がる。しかないのです。こうすれば必ず良くなるという方法は正直、ないと思います。逆に言えばその方法を覚えてしまった人にしか成果はみえません。 呼吸…

Q1998.高音についてのチェックを教えてください。

A.高い音になると多くの人が叫んで大きな声をだして歌っていますが、その音をp(小さく)で歌えますか?ほとんどの人が歌えないのではないでしょうか。大きな声でしか歌えないというのは技術不足です。高い音でf(強く)でしか歌えないのでは、表現の幅が…

Q1999.顎の力が抜けない気がします。

A.日本人の多くは顎に響かせて顎で支えてしまう癖をもっています。これは顎が固くなったり、痛くなってくるので分かりやすいです。しかし、歌いだしてすぐ痛くなるわけではないので時間がかかります。発声練習の段階でわかる方法があります。1)壁に背中を…

Q1996.体から声を出すには。

A.発声の基本の一つとして体から声を離すということがあります。そのためのエクササイズだと思ってください。この訓練は良い声をだそうとか全く思わなくて良いです。良い声を出そうとすると、かえってよくありません。自分が登山して頂上にいるつもりだと思…

Q1997.呼吸で力んでしまうのですが。

A.呼吸の訓練をしていると息を吸うことで胸や肩に力が入り、逆に苦しそうになることはありませんか?呼吸というのは日常行っているものですし、苦しくなってはいけません。普段生活していて息を吸うと体にカが入るといったことは無いと思います。力が入って…

Q1994.Uの母音に悩んでいます。

A.日本語のウとアルファベットのUの発音は全く違います。外国語の歌をを勉強して必ず日本人はUの発音を注意されます。日本語のウの発音はフランス語のYに近いといわれています。これはどちらかと言うとイに近い発音でありアルファベットのUの発音はオに…

Q1995.譜読み力は必要ですか。

A.ミュージカルや舞台でプロになりたいと思っている方は譜読み力というのをつけた方がよいでしょう。これは楽譜はもちろんですが芝居の台詞を内容や意味までしっかりと理解し、人に伝えることができる力のことです。この譜読み力が遅いとまず仕事になりませ…

Q1992.声のことは近所の耳鼻咽喉科でもよいのか。

A.普通、耳鼻咽喉科にいくと喉の場合ネブライザーという吸入をおこない薬をもらって安静にしてください。としか言われません。(違うこともいわれるでしょうが)音声専門の耳鼻咽喉科にいくと、歌えるためにどうすればよいかなどのサポートをしてくれたり、…

Q1993.歌う場所の確保ができないのですが。

A.稽古場の確保。これは誰しもが考えていかなければいけない問題です。ほとんどの方がこの問題で悩まれているようですが、方法はあります。バンドのスタジオでなくても、公共施設や練習場は多くあります。公共の施設だとその多くが現住所や通勤、通学してい…

Q1990.トレーナーをすることになりました。ここでまだ習っているのは、どうかと思うのですが、かまわないのでしょうか。

A.ここでレッスンを受けながら、外部で歌や声の先生をやっている生徒さんも多くなってきました。私自身もいまだにレッスンを受けています。目的としては、「技術の向上」「声の現状確認」「発声が崩れていた時のメンテナンス」「曲の表現、言葉の処理」など…

Q1991.腹式呼吸というのは、お腹で息を出入りさせたらよいのでしょうか。

A.「腹式呼吸とはどんな呼吸ですか?」というとほとんどの方が「お腹に息を入れることです」と答えます。感覚としては間違ってはいませんが、息は肺にしかはいりません。感覚としては間違っていないという表現を使いましたが私としてはあまり「お腹」という…

Q1988.“いい声”を出さないようにといわれたことがあります。どういうことなのでしょうか。

A.レッスンをやっていて思うことは、いい声を出そうとして、声が前に出ていない、浮いてしまっている、深すぎるといったパターンの方が多くいらっしゃいます。自分らしいしぜんな声をだした結果喉に負担もこず、よく響く声というのが理想ではないでしょうか…

Q1989.プロは体調管理がいつも万全にできるのですか。

A.仕事をしていると「体調管理も仕事のうち」と言われる。確かにその通りだ。歌い手が風邪をひいたり、喉を潰していては仕事にならない。正論である。しかし、どんなに気をつけていても、風邪をひいてしまうこともあれば、喉を痛めてしまうことはある。なっ…

Q1986.深くする効果的なトレーニングはありますか?

A.「深い」とは、声か、ブレスか、支えか、どれを指しているのでしょうか。この質問だけでは、わかりかねます。レッスンでやっていることを、反復して行いましょう。(♭Σ)

Q1987.スポーツと歌とは、とても似ていると思うのですが、どうですか。

A.確かに歌とスポーツと言うのはとても似ています。第一に言えることは体が覚えるしかないという点でしょう。どんな声が良くないのか、どんな声をだしてどんな体の状態のときにトレーナーは良い声だと言ったかなどですが、これは体と耳が覚えるしかありませ…

Q1984.歌い手の多くは口を大きく歌う傾向があるように感じますが、それは音域ごとに違うのですか。または声楽とは異なるのですか。

A.基礎的な訓練として、口が開かない方には、「口を大きく開けて」と指導しますが、口が開いている方には、「口先を開けず、口内を広く保つ」ように指導しています。ただし、口が開きすぎと骨格上、口内の空間がせまくなってしまいます。そのためにウの母音…

Q1985.初めから体の力を抜くのは難しいので、一度姿勢を考えないでだらけてトレーニングして、抜けてきたと実感できたら姿勢を作っていくのはいいのでしょうか?

A.かまいません。いろいろ試してみてください。(♭Σ)

Q1982.ハミングのとき、響きがあごに集まるのは力があごに入っているということでしょうか?

A.それも一つの原因ですが、響きが低いのも原因の一つです。(♭Σ)

Q1983.体がやわらかくないと、声も同様に伸びやかにはいかないでしょうか。プロの方々は、体の筋肉もやわらかいのでしょうか。

A.けっしてそんなことはありません。でも、体の管理は必要です。(♭Σ)

Q1980.ブレスがぎこちなく感じました。吸い方が足りない?または息を吐ききれていないなどの問題でしょうか?

A.バランスの問題です。(rf)(♭Σ)

Q1981.腹筋や背筋のトレーニングは必要でしょうか?

A.やらないよりやった方がよいです。ただ、歌うときに固めないように、やりすぎないように。(♭Σ)

Q1978.声を散らさず小さくまとめて出すという感覚がまだまだ分かりません。日常のトレーニングでは、やはり声を出さないと感覚はつかめないのでしょうか?

A.一回のレッスンでわかるようなものではありません。耳、喉、体が覚えるしかありません。日常のトレーニングというのは、声を出すのが当然です。その他は、あくまで補助訓練です。水泳選手だって筋トレをいくらやっても泳がないと意味がないのと同じです。…

Q1979.勢いよく声を出そうとすると、声が前に出ず引っ込んでしまいます。声が前に出ないということは、口の中のどこかに力が入っているということでしょうか?

A.口内もですが、体も力んでいると思います。(♭Σ)

Q1976.ブレスを深くするために、体はどんな状態がよいですか。

A.とても難しい問題ですが、まずはリラックスして力を抜くことです。(♭Σ)

Q1977.音を回す感覚がつかめません。

A.ウの母音で息を吐く訓練を繰り返して下さい。その時、息が上顎を通るつもりでだしていきましょう。これを繰り返し感覚として体と耳が覚えるしかありません。(♭Σ)

Q1974.お腹をやわらかく使うには、どうしたらよいですか。息を吐くと固くなり、戻らなくなってしまいます。

A.なれるしかありません。声を出す前にドッグブレスの訓練を続けましょう。(♭Σ)

Q1975.喉の奥が開く感じがつかめません。(特に高い音域のあたり)

A.ウの母音で訓練して口を開きすぎないように気をつけましょう。(♭Σ)

Q1972.風邪対策として、1日1回(帰宅時)イソジンうがいと、小まめなうがい、湿度管理をやってます。あと何かやっておいたほうがいいことはありますか?

A.こまめに水分補給(1日1~2L程度が目安)をする、乾燥予防(飴など)や、外出時使いすてマスクを使うと風邪をうつされにくくなります。また、睡眠不足にも気をつけましょう。(♯Ψ)

Q1973.高音が苦しくならないためには、どんな体の状態がよいですか。

A.高音の前の音を気をつけてください。それがうまく支えられていかなければ、高音はでません。(♭Σ)