発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2021-12-24から1日間の記事一覧

Q. 強調での表現は、日本では合わないと思いませんか。

A.確かに、プロミネンスでのメリハリ、強調は、強弱アクセントの欧米の言語にメリットが大きいと思います。しかし、日本では、演劇の練習は、まさに演劇らしく演じることを求められてきたのです。それで客がよければよいと思います。それに台本を変えられ…

Q.演劇やミュージカルのわざとらしさは、日本人の日本語だから、そうなるのですか。

A.公に使う言語表現としては、日本語と日本人の両方に問題があると思います。日常レベルでパワフルな声で対話が成立していないので、それを舞台でやると、せりふも歌も、すごく大げさになります。 しかし、このところドラマなどでは、日本人の日本語らしく…

Q.創造には対話が必要だというのは、なぜですか。

A.対話して、よりよい改良、改善を目指していくように導くのです。誰か一人の最初のものがすごいものであったとしても、何パーセントかは改良の余地があるはずです。そうして変わっていくから、創造なのです。