29.ブレスヴォイストレーニングメソッド
A.緊張、視線が合わせられない、不自然、猫背、浅い呼吸、早口などがあれば、そういうところです。(♯)
A.よい声に頼らないことです。 声を聞かせようというのは、悪くはありません。美声を聞くのが目的という人もいます。ただ、大声やひびく声を聞きたい人はいません。高い声、低い声、鼻声、かすれた声も、期待されません(高音コンクールとか、大声大会は別…
A.自分のものや心に頼らないことです。 感情を入れて歌え、などといわれますが、あまりに感情を入れると、感情が作品を汚してしまいます。自己陶酔や感情の押し付け、計算がみえていやらしくなります。わざとズラしたり、ことばにしたり、技が出てしまうの…
A.歌い慣れたもっていき方にのせないことです。 歌声というのは、歌うために、のどにかけずに発声として共鳴している声です。 母音(ヴォーカリーズ)を中心とした基礎づくりを、声楽では行ないます。多くの人は、この“歌声”で歌うものと思っていますが、…
A.意味や感情に頼らないことです。 ことばも同じように捨てます。ことばでのストーリーをことばに頼らず、オーケストラのように、音の世界に持ち込み、音で成り立たせ、その上で再び歌詞をつけるのです。 同じことばだけで最後まで歌ってみてください。さ…
A.体や息のトレーニングで行っていることは、トレーニング以外では忘れることです。せりふや歌のときに使おうと思ってはいけません。無意識に使えるようになったところしか、活かせないのです。ただ、例外として、体調がすごく悪いときは、体を使うと、体…
A.共鳴、ビブラートに頼り過ぎないことです。 「歌わないでください」と述べました。歌という形を形としてみせないことです。誰もデッサンの下書きを見たいわけではありません。無地のキャンパスに、デッサンを重ねていって、一枚の絵に仕上げていくのがラ…
A.発声された声が何を成していくのかを、よくよく聞いてみましょう。スムーズな線の流れ、心地よい動きの中で、ほんの少し、フレーズの変化やファイクが入ることによって、そこが心のフックになっていきます。 練習では、計算してやるのもよいですが、それ…
A.すべて、一回性、ときに奇跡が起きるのです。舞台に、そして客の心に。(♯)
A.一つのやり方にだけ集中しないようにしましょう。羽目を外すことで鍛えられますから、ときに無茶をして、耐性やリカバリー力、修正力を鍛えることです。(♯)
A.例えというのはイメージです。横に広がらないように、拡散しないようにということです。しかし、横は大体、横槍、横邪とか横道、横取り、横流しなど、あまりよいことに使われませんね。(♯)
A.ただ調整するのでなく、まず鍛えられるように調整しましょう。そして、鍛えるべきところを鍛え、さらに調整するつもりで臨みたいものです。(♯)
A.「あおい」を次のメロディでいってください。(次回からは同じ) ドドド ドレド ドレミ ミレド ミミレ ミミド ドドシ ドシシ ドドレ ドミド(♭)
A.歌の三要素というのは、ことば、メロディ(音程)、リズムですが、私はさらに、この基礎に、音色、リズム&グルーヴ、息のフレージングの三つを伴わせることを考えています。そこにあるのは、息(深い息)の生み出す子音や音色とリズムともいえます。こ…
A.のどを開いて、発声となるポジションをとることを、私は声をつかむといっています。のど元の浅いところでひびかすと閉じてしまいます。意識的に浅いところをさけ、のどを鳴らさないようにすることです。(♭)
A.声域は、広がればよいわけではありません。要は、使いようです。厳密な再現性をもって、コントロールできるところだけが、歌に使える声域です。本来、かなりの自由度(音色、強弱、長短、高低、発音、フレージング)をもっていなくてはいけないのです。…
A.その人の体でベターの声を見つけていくことです。まず、半オクターブを理想的な声にするのに、最初の期間をあてます。次にその間にトレーニングして、残りの半オクターブを身につけることを目標とします。そこで、どうやって声域と声量を確実に広げてい…
A.ここへ質問というのは、最終的なレベルのことなのでしょうか。ということならば、私の思う発声が身につくとは、発声を教えている人の多くでさえ、まだ身についていないレベルのことです。体で覚える、身につくという点では、私もまだまだ追い求めている…
A.トレーニングはバランスを崩すこと、レッスンはバランスを崩しても自分で整える力をつけることと思います。もう一つ、それ以前の状態として、病はバランスを取り戻させること。(♯)
A.イメージです。体からの呼気の流れにのって、縦のイメージ(頭部-胸部)で1本の線上にとれている場合は、お腹から深い声になっています。体で支えられているため、のどの負担を最小限に抑えられます。響きも縦の線上に考えます。 あなたの体で、胸の…
A.1.「ハー―」 2.「ラー―」 3,「ナー―」 4.「ガーー」 5.「リー―」 6.「(自由に)」 フレーズの最後の音は耳に残るものですから、その音がうまく処理できていなければ、全体もこわれます。そこでしっかりと声をお腹で止めるトレーニングをし…
A.たとえば、「私」と言ってみてください。そこで「わ」「た」「し」を、3音とも胸についた、しっかりした声で言えるでしょうか。頭の音だけ強くぶつけて声を出し、あとはあやふやで何を言っているのかわからなくなりがちです。大きな呼吸の円循環の流れ…
A.きれいに音が消え入るように止めます。ぶつ切れにしたり、あらっぽくなってはいけません。フレーズの最後の音は耳に残ります。うまく処理できていなければ全体がこわれます。そこでしっかりと声をお腹で止めるトレーニングをします。このとき、共鳴が上…
A.次のことばを読み、それぞれ一つのフレーズのなかで言い切ってください。「あー」という感じで、「あおい」と言うことができると、一つのフレーズとして処理できたという目安になります。(二重母音、三重母音のつもりで)(次回からはもっともよかった…
A.日本人の歌い手の多くは、低音は胸へ、高音は頭へひびかせるというように、低中高の3通りの発声をつくり分けているかのようです。このため低音は浅くはっきりしません。中間音で細くなり、高音はカン高く聞こえるようになってしまいます。(外国人のハ…
A.その一つは、声をまとめて出しやすいことです。表現が成り立つとか、伝わるといった判断も、歌よりもわかりやすいでしょう。 録音して、他の人に、そのことばを聞き取って書いてもらいましょう。他人が、聞き取るのに苦労を要するようなら失格です。そう…
A.ここは発声でなく、わざと声もの「発生」にしています。できるだけ柔らかく力を抜いた状態で、しっかりとした声になるようにトレーニングします。まずは、「体からより大きく、より太く、より強く」することを心掛けてください。次に「より長く、より均…
1.「ハーイ」 2.「ラーイ」 3.「ナーイ」 4.「ガーイ」 5.「ラーラーラー」 声が体からのどにひっかからずとれるようになったら、少しずつ伸ばしてみましょう。このとき、無理にひっぱってつっぱたり、のど声にならないように気をつけましょう。胸…
A.問題にしないこと、思考を変えること。(♯)
A.エネルギーの流れを滞らせないこと、無心、三昧、無我夢中、楽せず楽しく、欲せず、生まれたところへの回帰、デトックス、負を出す。(♯)