29.ブレスヴォイストレーニングメソッド
A.エネルギーの流れを滞らせないこと、無心、三昧、無我夢中、楽せず楽しく、欲せず、生まれたところへの回帰、デトックス、負を出す。(♯)
A.あえて異なるジャンルの歌で練習する。 練習のお手本にすべき歌としては、あまりテクニックや音響効果が入っていない、ストレートに声だけで歌っているものの方がよいでしょう。「声のデッサン」が見えやすいからです。その意味では、生の声として分かり…
A.・オペラ曲、声楽・・・・・・声そのもののチェックに最適。 声質、発声、共鳴、呼吸の不足を感じて補える ・カンツォーネ……オペラよりも親しみやすく、リズムグルーヴとともにベースの発声が身に付く ・ナポリターナ……ファルセット、ベルカントのイメージに参…
A.小さな子供をバッティングセンターに連れて行くと、とにかく打ちたがります。力が入り、疲れて、どんどんフォームは崩れていきます。「次やれば、もっと打てるから」と続けます。これでは何年やっても、大して「オン」しません。コーチがフォームを教え…
A.深いというのがキーワードです。深い息、深い声、深い…それは、さらに深く深くいけるからです。(♯)
A.頭や体でなく、魂のレベルに感じることなのではないでしょうか。(♯)
A.人の判断は、情報か直観によるのですが、大体はそこに共通した一本が通ってしまうものですね。(♯)
A.次のようなことです。 1.本人のイメージ(どのように歌いたいかということ) 2.自分のイメージ通りできたと思うフレーズ 3.自分のイメージ通りいかなかったと思うフレーズ トレーナーのいる人は、次の2つも加えてください。 4.2についてのトレ…
A.多くの場合、発声の不安定さからくる音程やリズムの雑さは、発声がよくなると改善されていくのです。同じ声質で音が出せたら、音程やピッチが狂うことは少なくなり、目立ちにくくなります。それは音がフレーズ、つまり、線でとれるようになるからです。 …
A.私はリハーサルと本番のチェックをみられるので恵まれていたと思います。十代の頃は、プロがマイクを遠ざけたときの生声などを食い入るように聞いていました。生の声を聞いて、発声の秘密を知りたかったのです。 一番の勉強になるのは、一流のプロ同士で…
A.1日10曲のペースで1ヶ月聴いていくと(300曲)、そこから20曲(もしくは20のフレーズ)を選び、12ヶ月繰り返せば、1年で240曲(240フレーズ)入ることになります。そこから20曲選んで、さらに2年間は聴いてみてください。これらを一か月に20曲ずつ覚…
A.ことばにして始めて、分析ができ、曲の本質がつかめます。自分に必要なトレーニングをみつける手立てとなります。レポートを書きましょう(提出先は、巻末P にあいます。投稿ください)。このようにして言語化する必要性は、「『言語技術』が日本のサッ…
A.歌に関しては、自分のものの判断や批評は難しいものです。好きな歌を好きに歌えたら、よしとしてしまうからです。しかし、誰でも他人の歌に対しては、少しは客観的にみることができるものです。そこで、のど自慢や歌番組の審査員になり切ってみましょう…
代表的なものは、すぐに調べられるでしょう。そこに+αとして、どのくらい、こだわりの歌い手や曲を持つかです。また、一人のアーティストを知ると、そのアーティストに影響を与えた別のアーティストに行き着くことになるので、どんどん学べるはずです。 私…
A.私は、まずは、そのトレーナーのやり方を尊重して、1~2年は黙認し、次にミーティングや他のトレーナーと調整する期間を設けます。自分のものがなくて、また自信をつけないうちに、私や他のトレーナーのまねをしていくのは、よくないからです。 私もト…
A.どんなトレーニングも比べていくと共通するところと、相違するところとがあると思います。私は、他のやり方で発声を習得した、多くのトレーナーと一緒にやっていますので、他のトレーニング法については、ほぼ理解しているつもりです。多くのトレーナー…
A.いくつかのイメージを使いましょう。よくあるのは、頭のてっぺんを糸で吊られている操り人形のようにする。次に、顎も喉も頭にぶら下がっていく感じのイメージです。さらに、舌、喉、食道、胃、腸もぶら下がっているイメージにします。(♯)
A.喉は、急所であることでわかるように、咽頭と喉頭、甲状腺、気道、食道、神経、血管など大切なものが集中しています。喉そのものに触ると皮膚から緊張しかねないし、あまり強く押したり引っ張ったりするのは、危険です。頸動脈を両方同時に圧迫すると落…
A.正しいというのが、理論や知識なら、そのままでは使えないし、使い方での誤用の方が多いでしょう。何でも使おうとすること自体、一時的にふしぜんに緊張をもたらしてしまうものでしょう。それを許容し調整する手間はかかるでしょう。感覚として伝えるに…
A.鼻呼吸では、鼻腔の奥の蝶形骨にあたります。これは、蝶形骨洞として鼻腔共鳴に関係しているところです。左右のこめかみにつながる蝶形骨は、筋膜を介して横隔膜につながっています。ですから、鼻の両横やこめかみのあたりと繋がる耳をマッサージすると…
A.耳の後ろの丸いふくらみを乳頭突起というのですが、そこから胸骨と鎖骨につながるのが、胸鎖と乳頭突起のことばを合成した胸鎖乳突筋です。横を向いたときに首筋に浮き出てみえます。これが柔軟でなくなると、本当に「首が回らない」状態になります。(♯…
A.声楽からポップスをみると、高音域の共鳴での無理を感じるケースがあります。喉や胸のポジションに固執しているのが心地よくないのでしょう。現実に、そういう歌い方をする一流の歌手もいるので、否定しても意味のないことです。声楽、ポピュラー間の問…
A.これは、私が最初の本で述べたことが一人歩きしてしまったようですが、ヴォイトレ本で、ヴォイトレよりよいといったわけです。あとで会うことになった巻上さんは、そこを読んで信用できると他書に推薦してくれました。 笑うことで、あご、口内、舌、胸、…
A.絶対にたった一つの方法ですべて賄えることはありません。またすべての人に対応できる方法もありません。この方法はトレーナーに置き換えても同じです。私は15名の私とは違うタイプのトレーナーと10年以上、研究所をやっています。このなかのトレーナー…
A.一人の歌手の歌い方を聞くだけでは、普通は、その歌手の世界から自由になれず、その影響下に置かれてしまうからです。まあまあうまい素人が何人、歌っても異唱にはなりません。ど下手な人の方がまだよい。でもプロで一流なら、必ずその人の世界、スタイ…
A.自分で文例をつくることで、その人自身の体験から接してきた意味あることば、生きたことばになります。声、発音、滑舌、早口(スピード)の練習では、ことばの部分で意味が生じるものとしての練習を兼ねるのは難しいのでつくりました。(♯)
A.古いものは新しく作り直す私ですが、このレベルのものは簡単につくれません。歌舞伎、新劇の役者だけでなく、声優、アナウンサーなどにも長く使われてきた歴史があり、その分、参考となる実例もたくさんあるからです。とはいえ、名人芸=見本になるわけ…
A.仲代達矢さんは、自分のプロセスは、誰にでも当てはなるわけではないと言いました。それは、当てはまる人もいるということです。私は、一流の声というのを追及していますから、仲代式もまた、邦楽ではずっと通ってきたので、唯一、支持するトレーナーで…
A.一音一音をはっきりと言うこと。明瞭な発音にする、特に、母音中心の日本語では、一拍一音の感覚が大切です。流れからは一音として区切らなくてはいけないのですが、「か」が「KA」と2粒にならず、丸い1粒で収まらなくてはいけないのが日本語です。私…
A.これもイメージのことばですが、武道やスポーツではよく使われています。体幹と思う人もいます。ヴォイトレは、姿勢、フォームのことに関連して使われるようです。シャンと立ちなさい、のようなことです。頭のてっぺんからお尻の穴まで一本通っているよ…