発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3074.呼吸が深くあつかえません。

A.呼吸がうまくいかない原因の一つとして、吐気終了時と吸気開始時の間で体の力を緩めてしまうということがあると思います。そのような人は、吐気が終わった後、折り返すようにして吸気に移るとという練習をするとよいと思います。息を吐き終わると同時に入れ替わるようにして息を吸ってみましょう。そうすると、体の適度な緊張を維持したまま吸気に移ることができると思います。深い吸気運動がなされてこそ、声の支えというものは生まれます。ただ闇雲に、下から突き上げるだけの運動だけでは声は深くなっていきません。また、吸うことを頑張りすぎて、しっかり吐けていないのにたくさん吸おうとすることも同様に間違いです。双方のバランスが成り立ってはじめて、深い呼吸が可能になります。(♭∀)