発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3442.自主トレのためのモチベーションが保てないのですが。

A.「レッスン直後はやる気満々でたくさん自主トレできるのに、日を追うにつれて忙しさも手伝ってつい、練習不足に…」
あるいは、
「レッスンが近づいてくると、このままではまずいと思い、がんばれるのですが、レッスンが終わるとほっとひと安心して、つい明日こそと思いながら、あっという間に日にちが過ぎて…」
どちらの場合も、うまくモチベーションを保てないために、無為に?毎日が過ぎていってしまうことになります。実際、自主トレ以外にも、やらなければいけないことは、日常的に数多くあって当然ですし、やりたいことにいたっては、限りなく出てくることでしょう。それらをやりくりし、あるいは我慢してまでも、自主トレは、しなければならないことなので、かなりの工夫が必要になります。
まず、何とかして時間を捻出しなければなりません。特に、仕事が忙しい時や、仕事のスケジュールにイレギュラーが多い人は、しっかりと予定をたてて、自主トレの時間枠を決めておかないと、あっというまに仕事に押し流されてしまいます。次回のレッスンまでに、自主トレのできる隙間を見つけて、手帖などに書き込み、その回数も把握しておくべきでしょう。
また、忙しさの中で、やみくもに自主トレしても、疲労ばかりが残ってしまうかもしれません。解決策として、自主トレだけでなく、心身のリフレッシュタイムやその方法も、考慮し予定に組みこむことができれば、義務や責務のような感覚で、自主トレに対峙することもなくなっていくことでしょう。
モチベーションそのものを保つには、自分のめざしている声、好きな歌手や好きな声優の作品を、メモリープレーヤーなどに入れて、通勤時間や休憩時間、仕事の移動時間などに、頻繁に聴くことです。自分の声とどこが違うのか、あるいは、自分が好きなのは、その歌手や声優のどの部分なのか、毎日同じものを聴き続けていれば、自然に、さまざまなことに思いをめぐらせることが、できてくるはずです。このように、日常のあらゆる隙間を使って、夢にかかわっていけば、モチベーションは下がりにくくなるでしょう。