A.持って生まれたものと言えば私は音域ではないかと思います。人によってはあまりトレーニングを積まなくても高音が最初から出る人がいます。しかしそれは持って生まれたものでありテクニックではありません。もって生まれた高音はよくない発声でも出てしまうために本人が発声の問題点を気づきにくいです。
しかし最初は出なくても地道に勉強して高音を掴んだ人は調子が悪かったり、バランスが崩れると、出しづらくなったりでなくなることがあるので自分の不調を感じやすいです。そうするとこれまで自分が勉強のノウハウがあるのでまた暫くすると復調してきます。
私の周りを見ていても男性の場合30歳位でそれまでの勉強の成果が顕著に現われてきます。
トレーニングを怠った元から高音をもっている人は「若さ」で出していたので段々出しづらくなり高音を失っていくことが多いです。復調するにも高音を出すテクニックを持っているわけではないので中々うまくいかないようです。
ただ勘違いして欲しくないのは持っていないよりは最初から持っている方がよいです。最初から持っている人の方が、怠けずトレーニングを続ければ鬼に金棒ですからね。(♭Σ)