A.あなたの大好きな歌手、できたらここは欧米のヴォーカリストの声の音色を思い浮かべてください。ピンク・クロスビー、シナトラでも、サッチモやサラ・ヴォーンでもよいでしょう。何かとても日本人の声とは違いませんか。
私たち日本人は、太い声を低く、細い声を高く、聞く傾向がとても強いようです。これもおかしなことで、音色と高低は、別のことです。
フランキー永井さんは、けっこう高いのに、低音の魅力の歌手と言われていました。
俳優はどうでしょう。せりふも、歌も、ミュージカルも、海外では、声楽や俳優らしい声で出すのでなく、その人自身のしぜんなオリジナルの声の魅力で一貫して通していませんか。そこで多彩な音色の変化があるでしょう。声楽出身とか俳優出身とか、日本人のように誰が聞いても、はっきりと分けられるものでは、なさそうです。本人=個人中心なのです。(♭ф)