A.私は若い頃、TVでグラミー賞やアカデミー賞でのスピーチに何度、感動したかわかりません。スピーチの内容も構成も表情も、声の使い方も、人間技に思えませんでした。私がアメリカにかなわないと思ったのは、そこに出る何十名も受賞者が全員、そのまま作品にできるくらいのハイレベルなスピーチであり、手本のようにアドリブも効いていたからです。どこまで役者の勉強をすれば、あのようにいえるのかと思ったものです。しかも声の力が個性的で、強力なパワーをもっていました。(勉強には、こういうイベントのスピーチシーンや映画の裁判の弁論シーンを何度も聞くことをおすすめします。)
(♭ф)