A.最終的にヴォイストレーニングの目指すところは、無意識でいてもある程度のよい声が出るようになることだと思います。たとえば、声が大きくなった、という実感があったとします。しかし、人によっては力む力が強くなった、という風に取れることもあります。その場合、力ずくな声の出し方がそのうち声が出なくなってしまうようになったなら、ヴォイストレーニングは失敗だったということになります。
特に若い人は、声量がほしい、高い声が出せるようになりたい、という欲でヴォイストレーニングに励んでいる人がほとんどだと思います。そのこと自体が、声を出しづらくしている原因であるということをわかった上でトレーニングに励むことができたら、可能性が見えてくるのではないでしょうか。(♭∀)