A.ライブやコンサートで生の歌を聴くことを勧めます。もちろんほかの楽器でも、演劇でもそうですが、演じる人の息づかいや緊張感を感じることができるからです。そして自身のジャンル以外のものも積極的に聴いてみましょう。例えば私自身、演歌を聴く機会が多くあります。クラシックの声楽とは発声も表現方法もまったく違うので、すぐに自分の歌に反映しないのですが、大変刺激になります。どうしても自身のジャンルに直結するものばかりを聴きがちですが、たまにはまったく違ったジャンルのものを聴いてみるのも、表現の幅が広がってよいのではないでしょうか。
また、トレーニングを積んでいろいろなことを習得していくと、意地悪な批評家になってしまいがちです。この人はここがだめだ、とか発声が悪い、などと演奏の悪い部分だけを見るようになってしまうのです。もちろん、そういった観点も必要です。しかし他者の良い点を積極的に見つけて、それを認めることによって良いものを良いと感じられる耳を鍛えることができると思います。(♯Λ)