Ａ．声というものは、意識の仕方や精神状態にとても左右されるものです。武道のようなことをいいますが、練習する前に精神を統一することはとても意味のあることだと思います。一番よくないのが「無我夢中すぎてから回りしている」練習で、次によくないのが「なんとなく声を出す」という意識で練習することです。声は、とてもデリケートなものです。高い集中力をもって、今出している声が理にかなっているかどうか冷静に判断する頭がとても必要な要素であることは間違いありません。また、調子がよいときになぜよいのかを理解し、体にしみこませることができるには、とても高い集中力が必要です。調子が悪いときは、なぜ悪いのか自分で見極め修正できるようになるためにも同様に、高い集中力が必要です。心を落ち着かせてから練習に入ることをお勧めします。（♭∀）
