発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3067.スケール練習では声が出しづらいです。

A.発声練習のときの声がうまく出ない、ということをよく口にする人が多いと思いますが、実はスケール練習というのはとても難しいものだと思います。下のドの音から休みなしに音階を上っていき、下るまでに3分ほどの間、余裕をもってブレスをできる箇所もありません。しかし、スケール練習は声のスタミナを養うという意味でもとても重要な練習です。早いブレスや、休みなく声を使うことに慣れて初めて、ステージ上での安定した歌唱へとつながっていくものです。発声練習のときに声が出しづらいと思っている人は、そのような単調な練習の中でも良いフォームをキープするにはどうしたらよいかということを自分なりに克服することを自分で考えてみてください。(♭∀)