発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q3345.声は少しずつしか変わりませんか?

A.声を磨くということは、長い目で見なければなりません。明日には、自分の今もっている声の2つも3つも上のレベルになるように考えると、どこかに無理な力が入ってしまうと思います。
それとは反して、発声上で例えば邪魔になる癖をひとつ排除することに成功した場合、2つ3つ上のレベルの声がその場ででるというケースがあることも頭に入れておきましょう。これは、ヴォイストレーニング中級者レベルくらいから、とても重要な点になってきます。つまり、中級者以上から必要になってくることは、声のクオリティがほんのすこしの感覚の違いによって変わるということをわかること、そして、高いクオリティの声を扱う精度やパーセンテージをあげていく、ということです。ある程度以上のレベルになると、一瞬劇的に違う声がでる、ということも目指さなければいけませんし、その一瞬の声を定着させるにそれなりの時間をかけてじっくり取り組むということも目指さなければなりません。(♭∀)