Q.レッスンを、こう使えという使い方は。
A.勉強をして、こういうことがわからないとか、実際にこういうことを自分でやってみたらどうなるかというのをチェックする。レッスンというのは、それに精一杯、取り組むことです。
Q.教え方が、それぞれの先生で違うし、使っている言葉も意味も違うのですが。
A.自分で、トレーナーごとに、こういう言葉をこういう意味でこの声に使っていると定義を与えることです。それを踏まえて質問できる人は優秀です。
Q.何をどう質問したらいいのかわからない。
A.どう聞けばいいのかというときは、聞きたいことを10でも20でも挙げてよいです。どれを言えばいいのか悩むのはムダ。質問は、そういうことに長けている人しか、なかなか口に出てこないのですね。なら書けばよいでしょう。
Q.質問を前もって書かせるのは。
A.それも、日本人に合ったやり方のひとつです。
Q.会報のQ&Aの目的は。
A.他の生徒が先生に質問していることと、先生が答えていることを聞いていると学べることがたくさんあります。先生の報告書と生徒の提出物を見ると、レッスンで、どういうことが行われているというのが、かなりわかるものです。新しい生徒も、これまでのことを知ることは、いい勉強になります。
ここは、グループで始めたのですが、よかったのは、レッスンをうけた生徒がどう感じたなど、評価を先生から一方的に受けるだけではなく、そのレッスンの内容も、自分でも評価して伝えていたことです。こういうことをやってくれたらいいとか、こういうことはわからなかったとはっきりさせていく。すると、先生がどういうことがふさわしいか考えて、次に、よりよいレッスンにできます。また、どの時点でどの先生をつけたらいいかとかがわかります。
Q.トレーナーの言うとおりで、どうでもいいのですが。
A.そうと言われてしまうと、どういうふうに組み立ててあげるのがいいのか、わからないですが、トレーナーのお任せもよい。オーディションなど、はっきりした目的があると、こういう形でいけばいいと試しやすいものです。
Q.どの先生が、何が特徴で、どこが優れているかを知りたい。
A.それよりもあなたが先生について何を求めているのか、何かを求めてくる、その何かに応えるには、どういうことが必要かを考えています。トレーナーの引出はたくさんありますが、あなたが引き出すものです。
Q.目標を具体的にとは。
A.声を求めているものの、漠然とした形で来ることが多いわけです。プロになりたいと言っていても、よくわからないでなりたいと言っています。政治家になるなら、道筋もはっきりしますが、漠然としているのは目的にならないから、これを、歩みながら決めていくこととなればよいのです。当人自体が自信がなく、情報もなく、迷っている部分が多いわけです。ですから、共に歩めればよいのです。
Q.いろいろと安く教えているところがあると、やめてしまう人もいませんか。
A.ここに来る人には、声のことや声楽など、まったくやっていない人も、形としてはやっていて、それ以上を求める人も来ます。それ以上に対応していけるので、長く続ける人が多いです。
Q.個人レッスンの方がよいのですか。
A.個人レッスンの場合は、先生と生徒の間で本人の課題にすぐれます。グループで群れたりしている人たちとやっているのなら、マンツーマンで先生とやっていくものよいですね。(♪)