A.歌のなかでメリハリをつけるための基本的な練習です。声を弱く出し始め、徐々に強くしていきます。そして、少しずつ、また弱くしていきます。途中で息がなくならないように、うまく配分しなくてはなりません。息がコントロールできないと、うまくできません。声を出さずに呼吸でも練習してください。イメージとしては、お腹をゆっくりと下の方へ広げていくようにすると、声は上の方へ集まります。動きを小さくするとまとまってきます。お腹の動きから捉えてください。(10秒伸ばせるとしたら、それを7秒にして、強くするところに3秒乗せるようなイメージです)
1.「エーアーエー」 2.「アーエーアー」 3.「オーアーオー」 4.「エーイーエー」 5.「ウーアーウー」
さらに、次のようにメリハリをつけてみましょう。 ・小節の頭の音だけをつなげる 例:「あなたは わたしの いとしい ひとなの」→「あー わー いー ひー」 ・裏拍(2、4拍)の音だけで歌う 例:「あなたは わたしの いとしい ひとなの」→「たー しー しー なー」 ・できる限りノンブレスで歌う 例:「1v2v3v4」(vはブレス)と歌っていたところを、「12v34」と歌う ・リズムを食って歌う 例:「1-2、3-4、5-6、7-8」という構成の中で、「4-5」とつないだり、「2-3」「6-7」とつないだりすると、かなり感じが違ってきます。 (♭)