発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

Q.だいぶ前に声帯を傷めて不調が続いてから声の出し方がよくわからない。

.お医者様からはどのように言われていますでしょうか?声帯にもう何の問題もないなら、以前同様しっかりトレーニングをなさっていけばいいと思います。声帯を傷めた後に、声を出すのを怖がって、恐る恐る出すあまりに、とても弱弱しい声になってしまう方が見受けられます。しかし、もう治ったということであれば、日ごろ何気なくお話をする声のトーン、思わず大爆笑してしまった時の声のトーン、これらで使っているレベルの声であれば何も問題なく出せているのですから、安心して、自分を信じて発声練習していきましょう。 

しばらく歌っていないで、久々に歌うと、声帯の周りの筋肉が筋肉痛のような状態になります。しかしこれは二~三日もすれば収まりますので安心してください。

単音のロングトーン、二音のボカリーゼ、ハミング、ウの母音などで喉に負担の少ない音量ではじめてみてください。もう治っているのだから、と自分を信じて少しづつ声を出せていた時の感覚を思い出しながら練習をしてみましょう。(♯β)