発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Q.食事について、アドバイスしてください。

A.1、穀類 2、肉、魚介類、海藻☆ 3、卵、乳製品 4、緑黄色野菜、淡色野菜、豆、イモ、☆きのこ 5、果物 6、油類 これらを一日にかならずどこかの一食で摂るとよいでしょう。(♯)

Q.トレーニングのカリキュラムのたて方は。

A.ハードトレーニングとソフトトレーニングの2通りつくってみましょう。(♯)

Q.日本語は、どんなことばで、どこから来たのですか。☆

A.日本語は、膠着語(こうちゃくご)で、トルコ、モンゴルからシルクロードを経て、朝鮮から入ったアルタイ語とされているようです。中国語は孤立語、欧米、中近東、インドなどは屈折語と言われています。大きく分けて、この3があります。(♯)

Q.息の扱い方について教えてください。

A.人間が生きていく上で、普段何気なく行っている「呼吸」ですが、より力強く、幅広い音域の声を出そうとすると、呼吸の扱い方を考え直さなければなりません。普段、会話で使われている発声の時の何倍もの量をっ吸ったり吐いたりできなければ、力強い声や音…

Q.体調管理について知りたいです。

A.気候が変わりやすい時期、寒暖差からどうしても体調を崩しやすくなると思います。食べる量が減ったり、睡眠時間が減ると、体調を崩しやすくなります。食べる量が減ると、外に出るのがしんどくなります。食事は、想像以上に体調管理に影響を与えます。気候…

Q.プロのサッカー選手の勧める体幹トレーニングをやっています。

A.何事もやらないよりはやった方がよいでしょう。その上で、プロの体をもつ人と、これからプロへという初心者とは、優先順位も重要度も大きく違うことを知ってください。体幹トレーニングについては、日常の生活においても基本で、ステージにも役立つでし…

Q.ブレスヴォイストレーニングの独自性は何でしょう。

A.どんなトレーニングも比べていくと共通するところと、相違するところとがあると思います。私は、他のやり方で発声を習得した、多くのトレーナーと一緒にやっていますので、他のトレーニング法については、ほぼ理解しているつもりです。多くのトレーナー…

Q.オペラ歌手は、お腹が出た方がよいのですか。☆

A.相撲取りなどと同じく、太るといってもいくつかのケースがあります。筋肉が弱まり骨盤の前が開いてくる、これをアウトフレアといいますが、そうして腹腔の内臓(胃、肝臓、腎臓、小腸、大腸)が下がって出てくるのではよくありません。腹直筋、体の前倒…

Q.腹筋とは、お腹のどこの筋肉ですか。☆

A.正確に言うと、そのように一般的に使われるのは腹筋群のことであり、4つの筋肉が含まれます。腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横膜です。これは肋骨などの代わりに内蔵を骨格筋として囲んで守っています。肋骨のように固い骨では、上半身を動かしにくくな…

Q.20分以上続けて有酸素運動をして、お腹をへこまそうとしていますが。☆

A.まず、この脂肪燃焼の理論は古いものです。今は使われていません。これを腹筋トレーニングで行っているのなら、それは効率のよい有酸素運動ではありません。(♯)

Q.腰を回しながら歌えません。☆☆

A.腰にあるのは腰椎です。これは屈曲、伸展、倒屈動作に使われますが、回旋には向きません。腰椎では、胸椎12―腰椎1、腰椎1-2、2-3、3-4、4-5、腰椎5―仙骨1を組み合わせても10度くらいしか回りません。実際に大きく回っているのは、球間接である股関節…

Q.トレーニングが身になっていないと思います。☆

A.トレーニングというのは負荷をかけて、それに耐える力をつけるということになります。トレーニングが身にならない原因のなかに、行っていることがトレーニングになっていないということが少なくありません。例えば、1ヶ月ベットに寝たきりだった人は10分…

Q.全く発声のトレーニングしない役者や歌手もいるようですが。

A.しかし、そういう人が、本番まで何か月も全く声を出さないことは考えられません。(♯)

Q.先生は、毎日、発声トレーニングをしていますか。

A.私は、2時間以上、人前で話した日には、発声のトレーニングをしていません。人と会わない日が続くと、その必要性を感じます。もちろん、ある程度でき上がった体をキープするのと、これかからつくっていくのは、求められる条件も違います。 寝たきりの人…

Q.練習時、スタジオに水をもちこんでよいのですか。☆

A.スタジオでは飲料持ち込み可としました。冬に加湿もしています。これは、短い時間、集中して行うトレーニングとしての環境を考えてのことです。また、虫菌の伝染防止のためです。(♯)

Q.歌うたびに一口飲んでいるヴォーカルを見ました。☆

A.気温や湿度や、汗をかく具合にもよります。しかし、飲料の摂りすぎはよくありません。歌や練習のたびに一口飲んでいるのは、くせになりかねません。胃腸にも負担です。少なくともプロを目指す人に関しては、乾燥したところで水の補給をせずに1時間くらい…

Q.楽に楽しくトレーニング、に対して否定的であるように感じますが。ストイックすぎませんか。☆

A.何かの活動をするのを楽しむのは、それが楽しいから行っている人には、何も言うことはありません。それを最初から楽しんでやれている人もいます。本来は、何らかの活動を楽しんで行えるために、トレーニングで力をつけるのです。力をつけるというのは、…

Q.本当の方法と、そうではない方法はどう見分けるのでしょう。☆

A.誤解を恐れず、断言すると、楽に身につくものはないということです。クリームや電気や薬でお腹が引っ込むこともなければ、流しっぱなしの英語を聞いていてしゃべれるようになることもないということです。そこには思い込みや、その背後に環境や生活習慣…

Q.費用の高いトレーニングや教材は、その分効果があるのですか。

A.何かを決心する、しかもお金を払い続けている、それだけでも人は大きく変わるものです。そのこととレッスン教材やツールなどとの関連は厳密には証明されていません。効果があればよいのですから、きっかけというのであれば、自分が好きなもの、信じられ…

Q.練習時、水を飲めば声帯はよい状態になりますか。☆

A.いくつかの問題が一緒になっているので,分けて述べます。水分は、声帯に限らず、発声にとって大切です。乾燥はよくないからです。口内は水を含むと潤いますが、直接に声帯には届きません。全身を回って保水されるので即効的ではないのですが、湿り気な…

Q.ブレスについて教えてください。

A.ある身近な歌唱力のあるシンガーさんが歌っている姿を見ていて気づいたことがあります。その方は次に歌うフレーズに必要な最小限のブレスしかとらずに歌うのです。したがってそのフレーズを歌いきった時には、おそらくその方の肺にはほとんどブレスが残っ…

Q.ビブラートとはどういう原理なのでしょうか?

A.例えば水が満タンに入ったペットボトルを逆さにすると水が下へ流れ落ちますが、その時自然と流れ落ちる水が波打ちますよね。これと同じで規則性のある一定の圧力を空気に与えると出口である一定の波形をもって空気が流れ出るのだと思います。管楽器でも同…

Q.喉の薬は、発声に効くのでしょうか。

A.声にも効く薬やあめなども出ています。私なりに専門家と分析していますが、ご愛敬であることは、喉の仕組みからも明らかです。お金を払った分は効くというので、高額なものを求め、プラシーボ効果を得ている人は、それでよいと思います。声帯には飲食物…

Q.声をかけると、よい波動で水がおいしくなるというのは本当ですか。

A.江本勝氏の「水からの伝言」は、声でなくラベルで「ありがとう」とか貼ることでした。浦安市の市長さんが、ご飯に「ありがとう」と声をかけると醗酵し、「ばかやろう」で腐敗するとか。量子力学でも研究してみてください。ちなみに波動やテンポ、周波数…

Q.専門知識と、世の中で言われていること現実とのズレが気になります。☆

A.といっても、どちらも今のあなたに正しいと限らないこと、また、正しくしていればよいということでないということを、これまでにも述べてきました。知識といっても時代とともに変わります。クラシックとポピュラーみたいな関係だと思ってよいでしょう。…

Q.フィジカルトレーニングやダイエットのドローインやロングブレスは、ヴォイトレにもよいのですか。☆

A.目的や使われ方によっても違ってきますが、共通するところもあります。ヴォイトレの呼吸のトレーニングも必ずしも発声だけでなく、体幹やインナーマッスル、呼吸筋などを鍛えるための目的もあるからです。肩を上げない、背中を真っ直ぐなど、横隔膜を使…

Q.左右のバランスの崩れは、どういうチェックをするのですか。

A.右利きなら右手をよく使うので、スマホでもマウスでも使うと右肩が上がり、左肩が下がり、骨盤も傾きやすいでしょう。カバンは上がった肩にかけやすいから右にかけやすい。改善の方法は、あえて逆の方を使うようにすることです。(♯)

Q.右の方がたくさん呼吸ができるように感じます。☆

A.肺の大きさは右が3葉、左が2葉で右が大きいのです。左は、横隔膜の上に心臓があるので、右よりは呼吸は浅くなりやすいわけです。横隔膜の筋線維は、末端の方が脊椎に沿って一部はインナーマッスルの大腰筋につながっています。これも右側を使いやすい要…

Q.息が浅く、息切れしやすいのですが。猫背と関係ありますか。☆

A.背中が丸まると肩甲骨が外側に開きます。背骨から遠ざかる方へいきます。胸を持ち上げると、それが元に戻り、肩甲骨は背骨の方へ寄ります。前者が息を吐いたときの状態です。このままでは息が充分に吸えず、息切れがしやすく、浅い呼吸となっているわけ…

Q.スマホを見て歩いたり、デスクワークでの姿勢は、声によくないのですか。☆

A.はい、猫背のように頭が前に出て、僧帽筋の上の辺りがつっぱり、血行不良となると肩こりになります。首の頸椎の1~3あたりが引っ張られ、首の後ろの後頭下筋が固く凝るのです。この筋肉は、目と関わっていて、本来、眼球を左右に動かすと動くようにな…