カルチャーセンターやヴォーカルスクールでやっているようなことは、わかりやすいでしょう。誰でも高い音が出せますとか、誰でも音域が広がりますとか。仮にそれが本当だとして、誰もがそうなったとしたら、その時点で価値がないわけでしょう。
俺がやったらそれは正解だけれど、他の奴がやったら間違えてしまうということをやるしかない。オリジナリティというのはそういうものです。誰かが長渕さんみたいに歌うと、あれは長渕さんみたいだ、真似だといわれてしまう。彼がやったら本物と許されてしまうわけでしょう。自分にとっての正解をもつことが全てなのです。