A.声が割れるというときに考えられるのは、いくつか原因が考えられます。
一つは声帯に何らかの損傷がある場合。結節などで、声帯がぴったと閉じないとかすれたり、声が割れたりする可能性があります。風邪で炎症していたり、痰が絡んだりしていたも、声帯はうまく機能してくれません。
もう一つ考えられるのは発声の問題です。お腹でしっかり息を送って声帯に当てた場合に、声は何も問題なく出るのですが、このお腹から喉の間の何かが原因で声が割れることがあります。
多くの場合、喉に何も問題がなく声が掠れたり、割れたりする方は出し方の問題が考えられます。喉に力みを与えている、息が吐けていない、などです。
声帯の周りの筋肉をもし固めてしまったり、喉に力を入れてしまうとうまく声は出ません。歌っている人が意図しなくてもこのようなことは起こりえます、緊張で自分から喉を閉めていたりすることが考えられます。また、同様に、緊張で息がしっかり吐けていないということも考えられます。また、息と声のバランスがうまくとれていなくて、息の量が多すぎるときにも声が割れてしまうことがあります。(♯β)