発声と音声表現のQ&Aブログ

ヴォイストレーニング専門の研究所内外の質問と、トレーナーと専門家のQ&Aブログです。 あくまで回答したトレーナーの見解であり、研究所全体での統一見解ではありません。また、目的やレベル、個人差により、必ずしもあなたにあてはまるとは限りません。参考までにしてください。 カテゴリーから入ってみると便利です。 【rf :他に詳しく答えているのがあるので、それを参考にしてくださいという表記です。】 引き続き、ご質問もお待ちしています。できるだけ順次とりあげていきます。

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Q1606.深い声と浅い声の区別が自分でできません。

A.トレーナーが「よい」という時と、「ちがう」という時の自分の聞こえてくる声、体の感覚を自分で聞き分ける耳を育てることが大事です。トレーニングの半分はこの耳を育てるものだと思います。レッスンを録音することをお勧めします。自分が出した感覚と…

Q1607.声が深いところからでたときは、どんな感じがしますか?

A.これは、人それぞれ感覚が違うので、正解があるわけではありません。よい時の感覚の持続と、良し悪しの耳の感覚をとぎすませ、トレーナーの判断、耳を信用して自分の発声につなげる以外にありません。深い声は、発声もそうですが、発音でも変わってきま…

Q1604.1.肩で息をして、2.胸で息をして、3.お腹で息をする。人より肩や胸が硬いと思うので、1と2を多めにやった方がいいのでしょうか。

A.よいと思います。並行して、肩・胸のストレッチをすると、より効果的です。ただし、声を出す時は、腹式呼吸を中心にしましょう。 (♭Ξ)

Q1605.世界の3大テノールの曲を聴いていると、普通の曲よりはキーが高いと思うんですが、僕も練習してああいう声が出るようになるんですか?音域だけでは何とか届きそうなんですが、ああいう感じの声質というのは、なかなか僕には難しいんでしょうか?何が違うんですか?

A.決して簡単なことではありませんが、無理なことではありません。一番の違いは、共鳴です。そして、その声を支える呼吸。そのためには、毎日の練習がとても大切です。(♭Ξ)

Q1602.息を吸うときは、丹田辺り〔下腹〕は、へこむ感じがするのでしょうか?

A.練習のために上腹部を積極的に使ってもらっていますが、将来的には、腹部全体を使います。そのため、息を吸う時は、丹田も膨らみます。(♭Ξ)

Q1603.コンコーネに書いてあったんですが、アでの発声練習はなるべく避けたほうがよいといっていますが、日本人のアでは軟口蓋の下がった生の声が多いと書いてありましたが。

A.「ア」で発声練習…は、軟口蓋を特に重視するトレーナーは、嫌うかもしれません。しかし、逆に、軟口蓋への習熟度がすぐ判るので、トレーナーにとっては、ありがたい母音です。「ア」で、きちんと発声ができれば、かなりレベルが高いということです。(♭Ξ…

Q1600.文章を読む(セリフではなく、例えばプレゼンの説明など)際の表現力をつけるには、TVやラジオのニュースキャスターなどの話し方を参考にすればよいのでしょうか?

A.アナウンサー、キャスターにも様々なタイプの方がいらっしゃいますが、魅力的だと思う、或いは説得力があると思う方の喋り方を真似てみると良いと思います。真似するだけでなく、間の取り方や、音の高低、話すスピードなどを分析してみるともっとよいと…

Q1601.声帯結節ができたから、息切れしやすくなったように感じます。息を長く保てるようにするにはどうしたらよいでしょうか。

A.発声がまだ浅いポジションになっているためです。深い声が出せるように、レッスンで勉強していきましょう。(♭∀)

Q1598.朗読の際、句読点部分に差し掛かると喉で息を切ってしまう癖があります。腹で切るための効果的な練習法があれば、教えてください。

A.へその下を緊張させて、息を切る練習をしてみてください。(♭∀)

Q1599.音感をつけるために、レッスンの予習復習以外でなにかよい方法はありますか。

A.上手なバイオリンの音楽を聞いたりするとよいです。倍音をたくさん含んだ音楽で、さらに上手な演奏であると音感にとてもよいです。(♭∀)

Q1596.高い声は裏声でだせた方がよいですか。

A.自分が歌いたい曲によります。歌いたい曲の中で裏声があるのならば、練習しましょう。(♭∞)

Q1597.いろいろな吸息を試みましたが、喉仏が下がるような感じにはなかなかならないため、コツがつかめないでいます。ただ、大きくあくびをした際に、一気に喉仏が下方へ下がる現象が生じますが、それに近い口の中の使い方、息の取り込み方をするのが正解なのでしょうか?

A.あくびの時のように口の奥の空間を広げておくことは、とても大切なことです。喉仏を下げるためには、喉仏自体の力だけではなく、呼吸やさまざまな機能が連携しないといけません。けっして、力ずくで下げないようにしてください。(♭∀)

Q1594.空気がきれいなところと汚いところでは、声に対する影響は違いますか。

A.もちろん違います。しかし、あまり気にしすぎないことです。どんな状況でも、自分の体を中心に声をだしていくことです。(♭∞)

Q1595.自分で思う(聞こえる)より、大げさにやった方がよいのですか。

A.今は、その方がよいと思います。大げさにやることで、自分の中にある恥ずかしさや、人の目などによって作っている壁を破ることができるからです。ポイントはここです。(♭∞)

Q1592.会話文のトレーニングの際、感情がうまく表現できません。普段あまり感情を出さない性格のせいなのかもしれませんが・・・声で気持ちを表現できるようになるには、TVでも映画でも、俳優の表現方法などを参考にする他に、何か良い方法があれば教えてください。

A.まずは、リアルな気持ちになることです。気持ちをつくるのではなく、その気持ちになることです。そして、その気持ちを恥ずかしがらずに出していくことです。そういう練習をしていけば、徐々に気持ちはでてきます。 (♭∞)

Q1593.普段、声をだすときに少しでも声が喉にかかるようでは、やはり理想的な響きは得られませんか。

A.多少、喉にかかってもかまいません。喉中心、喉だけにならないように、体を使っていくようにしていきましょう。(腹式呼吸、姿勢、重心を下、等々)(♭∞)

Q1590.トレーニングの後に少しのどを押すと違和感があるんですが、明日には直ると思いますけど、これはよく起こるものですか?

A.これは、のどに力を入れすぎているのかもしれません。「息が少ししか入っていない状態で強く息を吐こうとするのを、息をたっぷり吸うのを意識する」「声を出す前に息を入れる」、このことがもっと意識できれば、のどではなく、体から声がでてくるように…

Q1591.文章を読む(セリフではなく、例えばプレゼンの説明など)際の表現力をつけるには、TVやラジオのニュースキャスターなどの話し方を参考にすればよいのでしょうか?

A.アナウンサー、キャスターにも様々なタイプの方がいらっしゃいますが、魅力的だと思う、或いは説得力があると思う方の喋り方を真似てみると良いと思います。真似するだけでなく、間の取り方や、音の高低、話すスピードなどを分析してみるともっとよいと…

Q1588.リズム感はどうしたら身につきますか?

A.もちろんソルフェージュなどリズム練習をすれば向上します。この研究所でいえば、音楽基礎のレッスンで最低限のものは養うことができるでしょう。しかし、リズムというのは日常生活の中に存在するものです。リズム打ちできるようになるためには、まず一…

Q1589.お腹を使った声とは、どんな声でしょうか。

A.歌うとき、のどを使って大きな声や、長い時間声を出し続けると、声帯に非常に負担がかかります。そこで、声を使ってもなるべく負担がかからないように、お腹を使って声を出さなければなりません。お腹を使った発声かどうかは、ウの母音を使うとわかりや…

Q1586.喉の奥で声を出す感覚が掴めません。

A.喉の奥というポイントなら、軟口蓋を広く保つ、甲状軟骨(喉仏)を下げるということはよく使われる言葉です。(♭Σ)

Q1587.歌をはじめるにあたり、大事なこととは何ですか。

A.歌を歌いたい、と思う動機はひとそれぞれであるかと思いますが、皆さんに共通していることは、歌が好きだ、ということではないでしょうか。長いこと歌を勉強していると、いろんなことを考え、時にいろんなことを迷う時があります。そうしていると、歌を…

Q1584.「~という歌手のように高い音を出したい」「低い声で響かせたい」自分の声種はどういうものなのでしょうか?

A.こういう質問の多くは「~さんのような」といった前振りがつくことが多いです。私達人間の声は両親から貰った奇跡のような器官です。少なくとも現代医学ではこの声帯を取り替えることはできません。ということは私達の声はどの辺りまで出るかということ…

Q1585.斜腹筋、腹直筋は、どのような状態がよいのですか?

A.直腹筋はあまり気にしなくてよいです。斜腹筋は持ち上がり肋骨の下、背筋に持ち上がっていくと思いましょう。(♭Σ)

Q1582.副鼻腔について、知りたいのですが。

A.共鳴させる場所としてよくつかわれる副鼻腔ですが、どれくらい意識しているでしょうか?「笑顔をつくって」「頬骨上げて」といわれたことがある人もいるかと思います。それはこの副鼻腔を使う目的の場合によくつかわれます(そうでない場合もある)。 副…

Q1583.発声レッスンでの男女の違いはありますか。

A.レッスンをおこなって以上男性も女性もレッスンしなければいけないのですが、その時、常に意識していることがあります。それは基礎は同じでも、同性同士でなければわからない問題も当然あります。特に大きな問題は、地声でどこまでいくかということです…

Q1580.カンツォーネの上手な歌い方にアドバイスをください。

A.研究所では、カンツォーネを題材にレッスンを進めている生徒さんも多いと多いので、カンツォーネを上手く歌うコツについて触れたいと思います。 まず、イタリア語のイントネーションについてですが、80%以上の単語は、後ろから二番目の母音にアクセン…

Q1581.軽いと浮くは違うのですか。

A.トレーナーから軽く歌ってと言われることはありませんか?この言葉を言われると多くの人が全身の力を抜いたフワフワとした声をだそうとします。しかし、それは間違いで、あくまでも体が使えていることが大前提なのです。体が脱力しすぎた声になってはい…

Q1578.本番がすべてだと思うのですが、いつも練習通りいきません。

A.歌や芝居は、練習で上手くいっても本番でうまくいかないと意味がありません。練習ではこんなにいい声が出るのに、いい歌が歌えるのに・・・と思っている人は多いと思います。よいアーティストになるための3条件として、技術の高さ、歌心、そして本番で練…

Q1579.喉のケアについて教えてください。

A.喉は機械ではありません。人間の体の一部です。どんなに強靭な喉を持っている人でも、24時間負荷をかけ続けることは無理です。一生懸命努力することはとてもすばらしいことですが、休むこともトレーニングの一貫だと考えてください。焦る気持ち、早く上…