2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧
A.声はお腹からという風に習うことが多いかと思いますが、パッサッジョから上の音が浮いた声にならないために、胸の真ん中の筋肉を使って声をしっかり支えることもとても重要なことです。といっても大胸筋を固めてしまうといらない力がはいって力んだ声に…
A.顎や舌など、力が入って響きを自分の中に閉じ込めてしまうと録音した自分の声が作為的に感じると思います。自分の声を出している時に自分の耳に聴こえる声は、少し響きを篭らせた方が響いて聴こえると思いますが、そこは一番多い落とし穴です。その様な…
A.母音によって、音の響きの感じ方は変わることをしっかり頭に入れておいてください。ただし、声の深さが母音によって変わることはよいことではありません。母音によって声の支えが変わることは、とても不自然なことですし、おそらくレガートで歌うことは…
A.アの発音がこもってしまうと、オに近い音質になります。声を深く出そうとしてこの暗くこもった声を出してしまう人はとても多く、このタイプの人は録音した自分の声と出しているときの自分の声にギャップがあり落ち込むことが多いと思います。しかし逆に…
A.まずはそういった判断ができる耳を作ることが第一です。プロが読んでいる朗読や映画、ドラマ、あらゆるものを聞き込んでいくことです。また聞き込んだものが、自分のものになるまで時間がかかります。すぐには自分のものにはならないんだという前提で、…
A.緊張している時というのは、呼吸が止まって、浅くなってしまっているのです。意識的に息を吐いていきましょう。心を落ち着かせて、「スーーーーッ」と息を吐いていきます。お腹を中心に呼吸をしていきます。深い呼吸をし、本番でもその深い呼吸で臨むこ…
A.明るくしゃべっていきましょう。その「明るさ」の基準がわからないのであれば、普段自分がしゃべっている声を基準にして、その声よりも、はっきりと、明るく声を出してみましょう。また自分の声を録音して、はっきり聞こえるまで何度を練習することです…
A.具体的にこういう練習方法がありますというよりも、滑舌を意識して、発音に注意して読んでいけば、すべて滑舌練習になるのではと思います。「はっきり明確にしゃべっていく。」「しっかり口が動く。」「一音一音正確に」という意識を持ちましょう。早口…
A.まずは技術的な安定が必要です。精神的に乱れても、支えられるだけの技術、そして体力です。また本番に慣れることも大切です。回数をこなしていくうちに、精神的にも安定してくるものです。呼吸法、イメージトレーニング等で、緊張をほぐすことも大切で…
A.声がだらしなくなっても構いません。今はあごの力を抜く練習なんだとしっかり認識してやっていくことです。「あごの力を抜く」という目的を持って練習していくことです。だから多少ことばがあいまいになっても、あごの力が抜けていればいいのです。自分…
A.体調や心境が悪くても、舞台に立ち続けるのがプロですが、実際そういうことも起こります。その際は、体力、集中力でカバーしていきます。日頃から体力作りをしておき、精神力をカバーします。また自分がこれから舞台で行なうことに集中していくことです…
A.正しい姿勢を保つようにしましょう。胸を張りすぎて、後ろに反ってしまったり、前かがみになりすぎてはいけません。トレーニングとして、前かがみになって、お腹に息が入っていることを確認するものもありますが、基本的には真っ直ぐに立つことが大切で…
A.実際に横隔膜を意識することはとても難しいことです。横隔膜がどこにあるのかを説明することも難しいのです。横隔膜を意識するのではなく、お腹の深いポジションに息を取り込もうとすると、その際に横隔膜が意識されます。お腹を使うことで、横隔膜も使…
A.同じ曲を、何人ものアーティストが歌うことはよくありますね。これは朗読作品や落語でも同じことが言えます。本来のその曲のアーティストではなく、違う人が歌っても、まずは作詞家、作曲家の意図を読み取ることが大切です。意図を読み取り、その世界を…
A.正しい発声とは、もともとの自分の声の延長にあります。自分の声と別に、正しい声があるのではありません。今持っている自分の声を生かしながら、自分にとって一番合う発声を見つけていくのです。だから決まったものはないのです。トレーニングしていく…
A.録音したもの、そして表現としてお客さんが聞いているものは、自分が思っている以上に、感情が出ないものなのです。感情を100%出したいのなら、200%、300%ぐらいの気持ちを作らなければいけません。そういったことを踏まえたうえで、普段の…
A.お腹に息を取り込もうとすると、内臓が動くため、音がすることがあります。しかしあまり気にせずに、お腹を使って声を出していきましょう。しばらくトレーニングを続けていくと、音もしなくなってきます。現段階では、音がしたら、腹式呼吸ができている…
A.まずできたところを大きく考えていきましょう。今できていることは、長所でもありますし、これからさらに磨いていきたいところなのです。そういった自分の長所をまずは認めていきましょう。またできないところは理性的に対処していきましょう。落ち込む…
A.どこに声を当てていくかですが、その時のトレーニングの目的によって違ってきます。実際にトレーニングしていく中でつかんでいきましょう。また声はイメージを使って出すことで、実際にイメージに近づいていけます。「イメージを使って声を出す」ことは…
A.しゃべっている内容にそぐわない体の動きはよくありません。また上半身に余分な力が入ってしまい、体が動いてしまうのではないでしょうか。もっと上半身をリラックスさせて、お腹から声を出してみましょう。お腹を中心にすることで、上半身の余分な力も…
A.まずは、ブレスをたくさん取り込むことです。ブレスに余裕があることで、表現にも余裕が出てきます。息が足りないことで、思うような表現ができなくなってしまうことがあります。直接表現に出てくることはないのですが、この基本部分ができているのと、…
A.まずは実際の「ボリューム感」です。実際にボリュームがあるというだけで、パワーは増します。しかしのどで張り上げるボリュームではなく、体を使って、体から出てくる声というものがあります。体を楽器として使いきり、単にボリュームだけではなく、強…
A.そうですね。芯を作って声を出しているようでいて、のどを押してしまっているのだと思います。のどに力を入れて声を出すと、自分の耳には大きなボリュームで聞こえてきます。だからもっともっと声を出そうとして、よりのどに力が入ってしまうのです。お…
A.お腹の底から、お腹の深いポジションから息を吐いていくことです。出発点をお腹の底にして、そのポジションから、息を吐いていくイメージを持ってみましょう。普段あまりそういうポジションを意識していないのであれば、少し違和感はあると思いますが、…
A.食後すぐでは、どうしても腹式呼吸に影響がでてきてしまいます。声を出す時間を逆算して、ある程度、お腹がこなれた状態が望ましいと思います。逆に、空腹すぎても、力が入りません。自分自身の適切な状態を見つけていきましょう。
A.恋愛時における、さまざまな気持ちの起伏、感情のゆれ、等が経験になるため、演技に役立つと言われているのだと思います。もちろん、恋愛をすることで、いろいろな経験をし、演技の役に立つこともあると思います。しかし恋愛だけではなく、あらゆる経験…
A.段取りも大事なことです。まずは段取りを覚えてしまうこと。中途半端ではなく、完璧に体に覚え込ませてしまうことが必要です。セリフの段取り、つまりセリフの裏にあるリアルな気持ち作り、そしてこの気持ちとことばを連動させて覚えてしまうことです。…
A.基本的には、まずは低い声を安定させていくことが大事です。その上で、そのひびきを高音に生かしていくのです。しかし練習方法はさまざまありますので、高音練習、低音練習と分けてもいいと思います。まずは高い声を出すときには、そのことに集中するこ…
A.伝えようとする意識が弱いように思います。セリフを自分の中だけで完結するのではなく、相手に伝えようとしていくこと、気持ちを外に出していくことが大切です。また声を発する時のイメージとして、声を遠くへ送っていくイメージや、体から離していくイ…
A.耳はすべての基本です。耳から情報をつかみ、吸収して、そして口から再現していくのです。あらゆるプロの声を聞いていくことです。朗読CD、ラジオTVナレーション、舞台、ドラマ、映画、ニュース、あらゆるものを、BGM的にではなく、しっかり聞こ…